見出し画像

COPやSDGsはムリゲー

地球のため、全人類、夜は戒厳令(144)

「世界平均気温の産業革命前からの上昇幅を『1.5度・・・』云々って馬鹿も休み休み言え」

「(COP27)で」(2022/11/7読売新聞夕刊4版1面)「今年の世界平均気温は産業革命前から約1.15度高くなるとの推計」が「報告」された。それも「2015年から今年までの8年間は、観測史上最も高温の8年にな」り、「地球温暖化が続いている」。

すでに世界中で「氷河」が「失われた。」り、「海面の上昇」が続いており、「干ばつや大雨などの異常気象」のニュースも頻繁にある。

「COP26で」「上昇幅を『1.5度に抑える努力を追究する』と合意した。」けど「1.15度」でも、すでに世界中が大変なことになっている。
あわせて「条約事務局は先月、各国が」「目標を達成した場合でも、今世紀末までに約2.5度上昇する恐れがあると発表した。」

地球温暖化は人間の活動により、つまり経済活動により引き起こされたものである。
その原因となる経済活動を経済活動で制御することは論理的に破綻しており、ムリゲーだ。
SDGsなど止めてしまいたい。
主なコンセプトが経済成長や開発を前提にしているからだ。

経済活動は熱や温室効果ガスを絶対に排出する。発熱量、排出量を抑えなければ決して地球は冷えることがない。
一方、経済は資源・エネルギーを消費する。規模が拡大すればその分、消費量が増える。

SDGsなどではリサイクルするから、大丈夫だから、どんどん消費しよう的にうたっているが、どんな製品であれ、元々は単一だった素材を化合したり、混ぜたり、組み合わせたりして生産される。
だから生産は容易いが、リサイクルはこの逆回転をさせなければならない。
複雑に混ざったり、組み合わさったりしたモノを分離し、あるいは化学分解して元の素材にリサイクルすることは困難を極めるし、それを実施するのも経済だ。
その経済を回してすでに回ってしまった経済を打ち消すことができるのか。
私の肌感覚はできないと言っている。

容器リサイクル法の「プラ」や「ペットボトル」の回収を思い浮かべてほしい。軽い「プラ」等を重量の重たい収集車で一日中走り回って回収する。燃費が悪いけれどどうなの? 「プラ」等の回収に新たに収集車をあつらえたけど収集車の生産に資源エネルギーを消費して温室効果ガスも出してるよね。リサイクルの施設も造らなければならなかった。これも・・・。
集めた「プラ」等は、スペックがそろっていない。容易にリサイクルできるの?
考えたらキリがない。

地球は、そもそも浄化能力という機能があるが、経済が拡大し過ぎたため、浄化能力を超えたり、技術が仇となってそもそも浄化できない製品を作ったりして、地球の機能的限界は既に破られている。

量的限界については、すでにレア云々言う物質もあったりして分かりやすいだろう。

およそ経済を経済で制圧するようなやり方のCOPやSDGsでは、地球温暖化を含めた全地球的な環境破壊を止めることはできない。

全人類が生き方、暮らし方を見つめ直し、限られた経済総量の分配を決めることができなければ、資本主義経済上の争奪は決して止むことはなく、格差はますます拡大し、その穴埋めとしての経済拡大も止むことがなくなる。

畢竟、人類は、その生存環境を破壊して地球を潰し、絶滅することになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?