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一つの大きな壁

先日、大学教員公募の面接に挑んできた。なお、いつぞやのやたら分厚い封筒の公募は既に面接で散っている。がっかりする気すら湧かないほどの酷い面接だったので、ぺらっぺらの結果通知封筒が届いて、やっと終わったという気持ちになった。模擬講義をやっている間に先生方が眠りこけようとしていて、質疑応答も何だか攻撃的で、当日に諦めがついたというか、すっきりと諦められたので、それはそれでいい経験だったかなと思う。それとは別の、少し後に応募した公募の面接に挑んできた。

感触は、まあまあ良い。いや、正直かなり良いと感じた。ほとんど上手くいったんじゃないかと思ってしまって、何だか浮かれてしまって、自分を何とかして諫めているところ。よく採用に至る場合は数日中に面接結果の連絡があるなんて言うけれど、今回は12月上旬に結果を通知しますと事務の方に伝えられているので、大人しく待つしかないのかなあ。それともどこかで、私より優れたパフォーマンスを見せた方がいて、もう連絡を受けているのかなあ。浮かれないように、そして突然謎の落ち込みをしないように、平静を保つことにここ最近は集中している。

しかしまあ、そこでその平静を保てていないのが私のパートナー。彼女は引っ越して新居というか自分たちの持ち家を欲しがっていて、そのために「私が採用に至っている」という前提を立てながら色々とリサーチをしてくれている。してくれている、のだけど、ちょっと困っていて、それは「私が採用に至っていない」場合、どうしたものかということ。当たり前だけど、前提が全て崩れて、通勤先も生活も、生々しいけど現実的なことを言えば給与も、全然話が違ってくる。非常に楽観的というか希望的なものの見方をしてくれている反面、時々変数の多さ、定数の少なさが頭に蘇って、辛くなってしまうらしい。そんなあ、勝手に妄想して勝手に落ち込まないでよお。

そんなわけで、我が家の状況は私の公募の結果に大きく左右されることが明らかである。どうにもこうにも、私が仕事をゲットしないことには前に進めない。シンプルにお金がない。結婚式、楽しかったけどお金をかなり使ったからなあ。またこつこつ貯めていくしかないんだけど、二人とも浪費家だしなあ。頑張らなくちゃ。大きな壁を越えて、向こうの景色が早く見たい。二人と、あとは可愛い愛猫と、一緒に新しい景色が見たい。どうか採用されますように。万が一今の公募先が駄目でも、今年中にどこかに採用されますように。神様お願いします。

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