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読書感想文21 宮沢賢治 著 「ちくま日本文学003 宮沢賢治」

宮沢賢治の有名な童話や詩を一冊にまとめた本。
持ち運びしやすいサイズの本で便利。人によっては分厚いように感じるかもしれない。こうしてまとめて読んでみて、学校が出てくる作品が多いと気付いた。
宮沢賢治が農学校の先生だったからだろうか。学校の描写に妙なリアリティを感じる。よだかの星」と「注文の多い料理店」は幼い頃から何度も読んでいてやっぱり好き。初めて読んだ作品の中では「茨海小学校」や「セロ弾きのゴーシュ」などが良かった。
宮沢賢治が生涯で稼いだ原稿料は5円だったという。三十七才で死ななければ良いものをもっと書いたかもしれない。
 宮沢賢治は親の脛齧りなのに高価なレコードをそろえたりするしょうもないところもあるのに、人々の本当の幸いを願っていたりして興味深い人だ。






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