モッコウバラ
「1と0」
僕は、音楽家だ。
1人のしがないミュージシャン。
今月の売上はたったの1000円。
見ての通り、気分は最悪。
このお金は今日の飯代でチャラ。
明日どうやって、
生きていけばいいのやら。
アイディアが浮かんでこないのだ。
思考を巡らせていた手を辞め
トボトボと思い足を引きずりながら
公園から立ち去ろうとしていたときだ。
通りすがりの女子高校生達の
声が聞こえた。
「ねぇ、白って透明と似てない?。」
「え?どゆこと?いきなりどうした?」
「いや、だって、そこに咲いている白いお花、透明みたいだなって。」
「あの花どう見たって、白じゃん。透明なわけなくね?」
「白はどの色でも染められる。透明も同じなのかなぁって、ちょっと思っただけ。」
「あー確かに。そう言われればそうかもね。」
「でも似てるけどね。違うよね。白は1で、透明は0なの。」
「なんか私達みたいだね。」
「そうだねー。似てるけど違う。
あっねぇ、透明と言えばい○はす!じゃない?
そこに自販機あるから、買っていい?」
「OK!」
「そーいえばさー、」
僕はハッとさせられた。
それからというもの、
僕は必死に曲を完成させた。
題目は、”白と透明”
そして、僕はニュースに
取り上げられる程になった。
これはね
あのときの女子高生と僕の物語。
↑AIで作曲しました。
よろしくお願いします。
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