見出し画像

「石丸vs古市」から読み解く彼らの脳内

数ある記事の中からクリックしていただきありがとうございます!

今回は、今、超超話題の日テレの石丸さんへのインタビューを噛み砕いていきます。

みんな私情が入りすぎているような気がします。
目先に「石丸構文だ〜!」とか「古市は頭が悪い。テレビはきもい。」など。
私は、討論を「公平に」分析することはとても得意だと自負しているので、その切り口で自分なりに記事を書こうと思います。(恥ずかしながら政治の知識がまったくないですが)

そして、石丸さんの発言の意図や古市さんの発言の意図を考察・分析できたらと思います


それでは、本題へ。


本題

まず、以下が話題の会話部分の文字起こしです。

古市「石丸さんが批判する政治屋と石丸さん自身はどう違うんですか?」
石丸「なんか堂々巡りになってる気がするんですけど、先ほど定義についてお話しましたよね」 
古市「だから改めて定義を聞いてるんですけど、石丸さんの考える、批判する政治屋と、石丸さんが今自分が体現してる政治家っていうのはどう違うんですか?その定義を聞いてます」
石丸「同じ質問を今繰り返しされてます?さっき答えたばっかりですけど」   古市「だからその定義を聞いてるんです」
石丸「え?もう1回言えってことですか?」
古市「いや、まだ答えてもらってないから聞いてるんです。石丸さんの批判する政治屋と・・」
石丸「え?政治屋の定義さっき言ったばっかりですよ」
古市「整理しましょう。石丸さんはまず政治屋というものを批判してますよね。一方で石丸さんは政治活動されている。市長もやってました、今回都知事選に立候補しました。その批判されてる政治屋と石丸さんの政治活動ってのはどう違うんですか?」
石丸「ん?さっきの定義の話は?」
古市「だからその定義を聞いてるんです。どう違うんですかっていう定義の問題です」
石丸「え?だからだから言葉の定義じゃなくて、相違点を聞いてるってことでよろしいですか?」
古市「石丸さんは政治屋を批判してるわけじゃないですか。そこまで合ってますよね?一方で政治活動もされてるわけですよね今ね」
石丸「もうちょっとまとめて質問してもらっていいですか?」

https://togetter.com/li/2398688

うーん。
僕の初見の感想は、
「お互いちょっと言い方を変えれば伝わるのに、それをわかった上でわざと演じてるのか?」
と思うほど、お互い寄り添わない会話だなあと感じました。

石丸サイドは
「政治屋」の定義を取り上げており、
逆に、古市サイドは
「石丸と政治屋の違い」を聞いています。

しかし、古市サイドが「相違点」=「定義」という言葉の定義をしてしまっているため、お互いの「定義」の定義が異なってしまっていますね。

まさしく、私が前に書いた記事どおりのコミュニケーションの失敗例になっています。

一見これで話は終わりかなと思ったのですが!!!


なんだが当事者意識を持って再度会話を確認すると違った見方もできるような気がしてきました。

これ、「相違点」=「政治屋の定義」という定義も可能だなと思ってしまったんです。
「相違点」=「「政治屋の定義」と「石丸という政治家の定義」との差異」ですよね。
となると、「政治屋の定義」はもうすでに石丸さんが答えているわけですから、古市さんが聞きたいのは「石丸という政治家の定義」です。

で、古市さんは、
相違点とかこの政治屋とか石丸という政治家の話をひっくるめて、
「定義の話」というふうにいっているんだと思います。(これがややこしくしてる…)

逆に、石丸さんになりきって当事者目線で考えてみると、

  • 「政治屋の定義」はさきほど言った。

  • そして、「石丸という政治家」の定義は「政治屋には当てはまらない政治家である」という定義だと。これも先程の回答で言った。(自分(石丸さん)の定義は、自分の中では無意識的に定義されているので、見逃しやすい)

だから、もう話しただろという頭の構造になっているんだと私は予想しました。
さらに、古市さんが「定義、定義」とここでのコミュニケーションの一番の阻害要因になっている言葉を中心に会話するから、余計に議論が進まなかったのだと思いました

長々と書いてしまいましたが、
古市さんは石丸さんに対して、
「石丸さんは政治屋ではないといってくださった。政治屋ではない政治家としてどういう活動をしてこられた、掲げてこられた、そして今後していきたいのか、政治屋ではないという切り口を充分意識して伝えて欲しい。」
こういうべきだったのではないかと思いました。

アナザーストーリー

上記が僕の考える石丸さんの脳内の1つ目の可能性。

しかし、まだ、あると思っています。

それは会話になっていないことを、そして会話を円滑にする術もあったのに、わざとこのような態度を貫いた説です。

なぜなら、あらゆるメディアが食いつき、知名度をさらに向上させることができると戦略を立てている可能性があるからです。

メディアがくいついてくるために、「広島一区」という語句を挙げたともおっしゃっていました。それがこの説を推す根拠です。
今まで市長としても、相当数討論してきて、普通に今回の会話が円滑にいかない理由なんぞ、すぐに気付くと思います。

しかし、それでもこの態度を貫いたのは

①石丸さんはマスメディアに対して、選挙中に取り上げてくれなかったことに不満をためていた。(これは他の会見で、NHKの記者に対して発言したことからもわかる)
②さらにメディアが食いついてくれるから、二次的にメディア露出が増え、知名度向上につながる

この2つがあるのでは、と睨んでいます。

まとめ

古市さんの脳内解釈と石丸さんの2つの脳内解釈をしました。

古市さん

「政治屋ではない政治家としてどういう活動をしてこられた、掲げてこられた、そして今後していきたいのか、政治屋ではないという切り口を意識して伝えて欲しい。」

石丸さん

  1. 「政治屋の定義」はさきほど言った。
    そして、「石丸という政治家」の定義は「政治屋には当てはまらない政治家である」という定義だと。これも先程の回答で言った。

  2. (会話を円滑にすることは可能だが、)
    わざと態度を貫くことで、あらゆるメディアが食いつき、知名度をさらに向上させることができると戦略を立てている

以上です。

議論好きなので、書いていてとても楽しかったです。
政治の勉強少しだけ、しようかな。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
また、書きます。
他の記事もどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?