秘境の地、前編。-入之波温泉-
おはようございます。
先日、秘境の湯を求めて"入之波温泉"まで行って参りました。読み方、分かりますかね?"入之波"で「しおのは」と読みます。場所は奈良の南部になります。秘境としては"十津川村"の方が名前を知られているかもしれません。
1泊2日の旅だったので、前編(1日目)と後編(2日目)に分けて記事を書いてみたいと思います。
本日は前編。
春日大社 → 笠山荒神社 → 山鳩湯(宿)
この順で書き起こしていきます。
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研究室での発表が終わり、一息つきたい気分だった。そこへ仲の良い友人2人から、「入之波温泉でゆっくりしないか?」との連絡。二つ返事で承諾し、その日が来た。
宿だけ決めて、その他は全くのノープラン。いつも通りの気張らない旅。行く当てもなかった僕らは、鹿を横目に春日大社に寄ることにした。
春日大社
参道途中、とんでもない巨木がそびえ立っていた。何年そこにあるのだろう。
境内は常夜灯が立ち並び、木々の緑と苔むす様が鮮やかだった。鹿が歩き回り、餌をくれよと言わんばかり。友人が学生証を餌に見せかけ、鹿と遊んでいた。普通に囓られていた。どんまい。
春日大社は名所なだけあり、本殿がとても大きかった。本殿の裏庭が特別拝観(500円)になっていた。この時、僕らの財布の中身は200円ぽっち。さようなら、春日大社。
笠山荒神社
昼ご飯は、ご当地ラーメンこと"彩華ラーメン"を食べようと話していた。しかし、あまりに昼間の気温が暑い。僕らは涼しげな蕎麦へ、舌の準備を整えた。
山奥にある「笠そば」という店で「荒神そば」を注文。どうやらこの山は「笠山」と言い、荒神発祥の地として有名であることを知った。荒神そばと他の蕎麦との違いは、椎茸があるかないか。荒神=椎茸なのだろうか・・・。ちなみに味は素晴らしく美味しい。そば湯が出されるのも素敵。
店のすぐ隣に神社への参道があったので、ぐるっと一周。
手水舎。龍の舌が長すぎて驚いた。コロナ対策で手水もずいぶん様変わりした。
昼間なのに常夜灯が灯っていた。小さな神社だったけれど、趣深く、夜に来てみたいと思った。
ここからはさらに山奥へと進んだ。もう人っ子一人、いやしない・・・(とまではいかない)。
山鳩湯
広大なダム湖の横で、宿「山鳩湯」は隠れるように居を構えていた。僕らは荷物を置くなり、すぐに温泉に向かった。
山奥の秘境で湧き出る湯。源泉掛け流しの濁り湯。露天風呂から見える景色が美しい。温度は高くなく、むしろ温め。そのせいで、夕食の時間までずっとお湯につかっていた。日帰り客は17時まで。その後は宿泊客の貸し切りになる。秘境の湯を独り占め。なんと贅沢なことをしてしまったのか!
夕食のメインは鴨鍋。鍋のスープが反則的に美味かった。どこで買えるんだこのスープ。締めは雑炊にした。至福の一時を過ごした。
なんと言っても鮎の塩焼き。すみません、大好きです。山菜料理も多く、山の幸をたらふく味わった。
Wifi環境はなく、都会慣れした若人はあまり来ないのかもしれない。年配の方ばかりだった。ボードゲーム「カタンの開拓者たち」をプレイして、初日は布団にくるまった。
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ということで、旅の初日はここまでとなります。
温泉内の写真はありませんが、風情がある内装でした。HPでチェックしてみてください!
明日は後編を更新したいと思います。写真整理が大変大変!👍
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