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M&A仲介手数料の高さに思うこと。

M&A仲介会社の手数料が高い!
これでは、案件を買えない!
と怒る経営者の方のSNS投稿をみた。

怒りはごもっともだと思う。確かに安くはない。

そもそもブローカー業の手数料は高い。

先日人材採用会社から相場を聞いた。
戦略ファームの中途経験者のフィーは年収の100%とのこと。

これは、さすがに高過ぎるのではないかと感じた。
しかし、需給のバランスでビジネスは成り立っているので、文句は言えない。

それくらいしてでも優秀な人材は欲しいのだ。
M&Aにおいても、魅力ある案件との出会いであれば、惜しくないはず。

資本主義なので、お金を持っている企業に、良い案件が集まる構造が存在している。

対抗するには、お金をたくさん積むのがセオリ―である。

しかし、大事なことは、お金以外の志・ロマンをどれだけ語れるかであると私は思う。

この業界を〇〇に変えていく、という志を掲げ、それに邁進していくことで
M&Aの案件も自然と集まっていく。

前回の記事でも記載したが、M&Aの案件探しは人材採用と同じである。

仲介フィー・アドバイザリーフィーは高いが、既に慣習価格なので変えられない。変えられるとすれば、直接口説きに行くしかない。

夢とビジョンを語り、直接TOPが口説きにいくことで、余計なフィーも払わず、おかしな高掴みもしなくて済むようになる。

人材会社を使わずに「リファラル」で良い人材が良い会社に集まるようになってきている。

M&A業界においても、仲介やFAを使わずに、理念によってグループインする企業が集まるようになっていくのではないかと考えている。


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