性的虐待をした兄は何者だったのだろう
機能不全家族で育ったことは以前記した。
それにプラスして兄について書いていこうと思う。
彼のことを思い出す時私はいつもモヤがかかったように断片的な記憶しか浮かばない
変な人だなと兄にあった私の友人に兄の第一印象を言われることが多かった。
その実、変な人だったのだと思う。
気に入らないことがあると癇癪を起こすのはもう小さな頃からで中学、高校と年齢が上がってもあまり改善されなかった。
大きな声で喚きながら机や箪笥に自分の頭を打ちつけたり、ふすまや障子をなぐっで穴を開けたりしていた。
大人になった今振り返ると彼には何らかの疾患または障害があったように思う。
母と口論になったのか家を裸足で飛び出し奇声を上げながら走っていくのを中学からの下校中偶然見かけた。それを、泣きながら追いかけていく母の姿もみたが私は彼らを特に追いかけず普通に家に帰った。
それくらいの行動は生活しているとよくあることで異常なことでもなかった。
中学生になると体格も育ってきて母の力では暴挙を止められないようになっていたんだろうとも思う。
私にした性的虐待行為は間違ったことだし許す気もさらさらないが彼がもし早期に療育を受けられていたら何か変わっていたのではないないかと思う日がある。
とてもそれが、私は悲しい
受けた性虐待で夜思うように眠れなかったり彼氏とそう言った行為がうまくいかなかったり思い出すたびに10歳のあの時、私の人生は終わってたんだなと思う。
楽しいことがあってもずっとついてまわる怒りと傷がとても苦しくて持て余している。
傷は癒やされるのか今より少しでもマシになる日を願う日々だ。
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