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夫との大げんかの末

〜夫婦だから小さないざこざはこれからいくらでもある。大事なのはその乗り越え方〜

出産して、いや、結婚して、初めて夫と大げんかをした。
きっかけは本当に些細なことで、キッチンのゴミ箱の底が謎の液体でびちゃびちゃで、私がイラついて夫にあたったことから始まったような気がするが、そもそも、娘が生まれてから約8か月、お互い相当に溜まっていた。
言いたいこと、相手への不満、寝不足、慣れない育児のストレスなどなど。

その日のうちに仲直りできず、翌日も挨拶なしで夫は出社。帰宅後も会話なし。
痺れを切らしたのは私の方で、言いたいことあるなら言えば!とキレながら切り出した。
その後のやりとりは正確には覚えていないが、夫も私も思ったことを時折感情的になりながらも、伝え合った。夫とのやりとりにこんなにエネルギーを使ったのは何年ぶりだろう。

私たちはお互いに我慢していた。そのせいか、最近は生活の中のちょっとしたやり忘れや些細なミスに対し、お互いが嫌味を言ったりして、なんだか嫌な感じだった。
今回吐き出し合ったことで、そのモヤモヤ、ドロドロがすっきり流された。
だから大げんかの前よりも、雰囲気がいい。

もちろん、全てが分かり合えたわけではないし、言えなかったことも、相手の主張に納得できないこともあった。それでも、我慢していたものを1つでも2つでも吐き出すだけで、こんなに心持ちが変わるんだということを知った。

そしてもう一つ。今回のようなことが今後起こらないようにどうすべきか、ということを夫が口にしたのが印象的だった。
たしかにできれば大げんかになる前に処理できればよかった。
特に娘やワンコの前で派手なけんかはもうしたくない。

夫との間に再発防止の結論は出なかったが、私の中には一つ答えがある、

モヤモヤは2週間前くらいからある出来事をきっかけに始まった。私はそのトリガーに気づいていた。
だから爆発する前に、夫に心の引っ掛かりを、伝えていればよかったのだ。
だから次にまた引っ掛かりを覚えたら、次は夫に伝えよう。冷静に伝えられるうちに。

これも、口で言うほど簡単かはわからない。
でも、夫婦だから小さないざこざはこれからいくらでもある。大事なのはその乗り越え方
今回は、珍しく大げんかというかたちで言い合えたことが本当によかった。
思いやりからくる、言わないという選択も大切だけれど、時には、本音を話すことはものすごく大切だ。

娘の前で夫婦喧嘩をしないためのセルフコントロール。これは今後の私の最も大切は課題のひとつとなった。


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