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雨に愛された日、隠れ家のようなカフェを見つけた
今週のソウルは雨続き(昨日と今日は快晴でしたが)。
先週の金曜日に行こうと思いつつ行かなかった投票は、火曜日にずれ込みました。その日の予報も雨ではありましたが、降り出すのは午後から、厳密にいうと14時以降とのことだったので、早めに行って済ませることにしました。
家を出るときの空は、灰色一色・・・。
ここ最近は降ると言いつつ降らないことが多かった(これを私はふるふる詐欺と呼んでいます)ので、出掛ける直前にカバンにしまい込んだ折り畳み傘はおまけです。
それなのに、歩き出して1分ちょっとで雨が降り始めました。
あっという間に巨大化した雨粒は地面を叩きつけ、その勢いには負けまいと傘を握りしめる手には自然と力が入ります。激しい雨音に包まれるなか、やはり別の日にすべきかと考えながら思うのは、
「こんにゃろう、気象庁め!」
タイミングが悪いとはこういうこと
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結局にわか雨で済みましたが、地下鉄駅までは少し距離があるため、近くで乗れるバスに変更しました。
投票所となっている公報文化院(공보문화원)は、地下鉄3号線の安国(안국역)駅4番出口から出てすぐのところにあります。
私は光化門(광화문)でバスを降り、文化院へと歩き始めました。すると再び、雨が降り始めたのです。
こんにゃろう、気象庁め(パート2)
バスに乗っていたときは止んでいたのに、なぜこうも外に出る度に降り出すのでしょうか。そしてお決まりの如く、雨が止んだのは文化院に到着する手前、横断歩道の信号を待っているときだったのです。
カフェ Tonti Cofee(톤티커피)
投票を無事終え、そのまま帰るのはもったいないのでカフェに寄ることにしました。
安国駅付近は昔ながらの街並みが残る観光地で、お洒落なカフェも数多くあります。そんななか、Naver でちゃちゃっと検索して見つけたのが Tonti Cofee(톤티커피)です。店員さんの優しい対応が好印象の、隠れ家のようなカフェでした。
◆入り口まで
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◆店内
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◆メニュー
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◆大事なポイント
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店内にトイレがあるというのは非常に重要で、なぜなら、韓国では店内にトイレを置いていないことが多いからです。「トイレでしたら外に出て、隣の建物の階段を上った2階にございます」なんていうこともしばしば。迷うこともあるので、ギリギリまで我慢しないようにしましょう。
◆コルタード
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私が来たときにはお客さんは一人もおらず、まるで隠れ家のようなカフェだと思っていましたが、コーヒーが来てすぐに店内は満席となりました。素敵なお店は何処にあっても人を呼ぶようです。
しょうがないから愛されているということにした
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カフェでゆっくりした後は、地下鉄で帰りました。予報を確認すると雨は16時以降に降り出すとのこと。駅を降りる時点で15時前だったので、余裕だろうと高を括っていました。
それなのに・・・歩き出してすぐ、雨が降り始めます。
そしてその激しさは一気に増し傘を差しても濡れてしまうため、建物の下で雨宿りをすることにしました。少し待つと雨は弱まりますが、歩き始めると再び強くなるという繰り返し・・・。
お天道様、ひょっとして、お空から私の行動を見ているのですか?
これでは埒が明かないと思い、腹をくくって雨の中を本格的に家に帰ることにしました。
すると驚き。それまで降ったり止んだりしていた雨は、完全に止むことをやめ、ここぞとばかりに大豪雨へと化していったのです。
なんてこったい。
家に続く坂道は、まるで川のようです。靴や洋服が濡れるのは仕方ありません。そんなこと、とっくの前に諦めました。しかしせめてカバンに入れたコンピュータだけは死守しなければと、必死の想いで家まで走りました。
雨が弱まったのは、やはり、家のすぐ手前でした。その後は、これまたお決まりの如く、パラつくことはあっても雨になることはありませんでした。
本当に、今日はとことんタイミングが悪いなあ・・・。
しかし家に帰って一段落すると、そんな気持ちは徐々に変化し、「外に出る度に雨が降るということは、雨に愛されているってことじゃないか!」と思うようになりました。
どうせなら、都合の良いように考えようじゃありませんか、ええ。
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なんてるんるん気分でいると、まさかの事態に気が付きました。コンピュータは無事だったものの、パスポートが見事に濡れていたのです。
ひぃぃ~。
何が悔しいって、出掛けるときは念のためにと小さなビニール袋に入れて持ち歩いていたのです。それなのに、投票を終えてからはカバンのポケットにそのまま突っこみ、存在すら忘れていました。
逆だよ、逆。
帰るときにこそ袋に入れなきゃ!
しかも濡れたパスポートは臭い!
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ふにゃふにゃになったパスポートは、同じく雨に濡れたスニーカーとともに扇風機で乾かされることとなりました。
しょうがない、こういうこともある。
すべては雨に愛され過ぎたから起きたこと。
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