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#92 座りすぎの危険性

最近では、お出掛けする機会も増えて
楽しみも増えてきております。

その中でも仕事でも
完全リモートワークの方や
週の半分がリモートワークの方が
コロナ以前よりもかなり
増えておられるのではないかと思います。

また、ご自宅で過ごされる時間も
合わせて増えたのではないかと思います。

実は、日本人は、世界トップクラスの
座りっぱなし大国になっております。

ただ座っているだけなので
心身への影響はないのではないか
と思われがちですが
知らず知らずのうちに陥っている
「座りすぎ」状態による
身体と心への健康被害は、
実は想像以上に大きかったりします。

座りすぎの生活ですと、皆さんが思って
おられるよりも想像以上に
動く量が減ってしまっており
それに伴い、筋肉量も減少傾向に
なっていまう可能性が考えられます。

座りすぎの最大の問題点ですが、
長時間座り続けてしまいますと
全身の筋肉の70%を占める下半身の活動が
停止状態に陥ってしまいます。

下半身の筋肉、特にふくらはぎの
筋肉が動かないと血流が悪くなってしまい、
代謝が低下して肥満や糖尿病のリスクを
招くほか、高血圧などの原因にもなる
恐れがございます。

座りすぎによって、様々な生活習慣病の
リスクにさらされることになりますが、
長時間同じ姿勢でいることによって、
様々な姿勢の乱れも
引き起こされやすくなってしまいます。

姿勢の乱れは、運動器の機能障害を
助長する危険性も孕んでいますので、
将来的にロコモやフレイル、
サルコペニアに陥ってしまい、
要介護状態から運動器の問題で
寝たきりになることもあります。

座りすぎは、生きていく上で
工夫が必要な問題でありますが、
まずは、シンプルに動くことから
始めていきたいところです。

動くことを運動することと
捉えてしまいますと、
中には億劫になってしまったり、
時間が取れない場合もあったりします。

動くこととは、シンプルに立ち上がったり
イスに座ったままでもも上げを行ったり
つま先、かかと上げなどを行うことからで
大丈夫でございます。

まずは、血液を流すことから始めていただき
そこから歩いたり、
トレーニング・エクササイズなどの
全身運動、関節運動に繋げていただければ
幸いです。

ご自宅でしたら、危なくない範囲で
片足立ちや片足立ちにて
足を振ってもらうのも
とても有効的になりますので、
小さなことからコツコツを
行っていきましょう。