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ピアノトリオのコンサート。楽曲と奏者たちにひたすら向かう。

室内楽コンサートは、明日リハーサル、明後日12/15(火)本番。いよいよ。武者震いがします。

これまでにもたくさんの本番やコンサート出演を経験してきましたが今回は別格です。

先生方から『我々は先生ではなく共演者。いちピアニストとして扱うから、思い切って演奏して欲しい』とアドバイス頂き、更に楽曲に向かい、奏者たちに思いを馳せてきました。

亡き多喜靖美先生の室内楽啓蒙活動の信念と熱意を引き継ぎ、奔走され、私たちピアノ奏者受講生にいつでも親身になって応えてくださった先生方との2020年が終わろうとしています。

全国で行われているジャスミン室内楽クラス。休講を余儀なくされる地方のクラスもある中、東京クラスはオンラインレッスンを取り入れたりと休むことなく続けてきました。東京クラスは100名近い大所帯です。

悲しみも喜びも、絶望も達成感も、全部みんなで抱きしめて、この特別な年を終わらせたい。

自分の歴史の中にしっかり刻み込みたい年です。2020年。

夢だった先生方とのコンサートが叶うだけではなく、今年に叶うことが私にとってとても意味があり、練習していると色々な想いが溢れてきて、みんなの気持ちを思うとどうしようもなく涙が出ます。そんな時には必ず多喜先生の優しいお声が聞こえてきます。

『みんなの色々な想いが重なることが、室内楽の魅力ですよね』とピアノ指導・ピアニストの古屋絵理先生が仰って、2人で涙を流しました。

ピアノトリオを極めたいという気持ちがもう抑えられません。弦楽器との室内楽、私が生涯追究していく音楽。

プロフェッショナルな日程を組んで下さり、先生方の意気込みや決意を感じ、襟を正す気持ちでここまで向かってきて、いよいよ明日から。

一緒、一つにする。

楽曲を、心を一つにする。

3人で、一緒に。

単に合わせるだけではなく、一つにしたいという強い思いがあります。

私のテーマである【心と音を重ねて響きを美しく。感動を共有共感する】。先生方、いえいえ共演者たちと、室内楽なら最大に表現出来るのです。

共感したり、呼応したり。

そして大事なのは、ベートーヴェンはどんな気持ちで作曲したのだろうと考えることです。

ピアノソナタではなく、交響曲でもなく、カルテットでもなくデュオでもなく、なぜ『街の歌』はピアノトリオにしたんだろう。

若さだったり、その頃の流行だったり、時代的に楽譜を売りやすかったり…

どんな情景を見ていたんだろう…

こういう事を考えるのがとても好きで、想像を巡らせてると脱線することも多いけど、作曲家をより感じられたり楽曲への愛情が増します。

弾けば弾くほど情景が見えてくるし、身体全体が歌ってくれるようになるし、やはり一年かけないと自由に想像力を羽ばたかせることもままならないなあ。

街の歌らしく演奏したい。

絶大な信頼を寄せている共演者の先生方。全てを逃さず、いくらでも応えてくれるし、引き上げてくれる。超一流と演奏する意義はなんて大きいのかと思います。

どうしようもなく魂が震えるのを感じる、その波に乗っていこう。

まだまだこれから、楽曲に向かい、曲と共演者たちに寄り添います。

さあ楽しい楽しい練習、始めるぞ😊

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