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アートとサイエンス。

初めはみんな個々の経験から始まる、これに疑問の余地はない。それがアート思考だと思う。自分が何者で、どう考えてどういう意見を述べるか。自分がそう感じれば正解になる。けれど人だったらこう生きるのが善いんじゃないかとか、こういう普遍性があるんじゃないかなとか考える。これが科学だと思う。
作品化するのも、苦悩や感じ方を感じて欲しいから共有したいから形にする、メディウムに託す。それは個人の体験や経験、苦労でも本来何でもいい。けれど本来の芸術作品は技法の研究もしているし、人間普遍に通底するものがあるから、そういう意味では出鱈目ではない。単に個人を超えた処に芸術もある。
科学は個人的な経験や疑問から出発したとしても、誰にでも言える様に、観測し測り、実証する実験する。私にだけ言えてあなたには言えないのは科学ではない。人類みんなに言えるのが科学。科学にもロマンがある。それは世界の法則性を見出す事。私の感覚にだけ言えるのではなく全世界を知る事が出来る。

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