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【ワクワクするビジネスNo20~良い経理から良いオフェンスに繋げる】

サッカー好き会計士のいとけんです!

私は職業柄、経理担当の方と一緒に仕事をすることが多いです。
(もちろん経営者の方もご一緒させていただくことも多いですが)
今回はその「経理」の重要性についてまとめてみました。


経営者の方は、前職で営業マン出身か、技術者出身かのどちらかが非常に多く、
前職が経理出身という方は、ほとんどいないかと思います。

そのため、成長期にある企業において、営業マン出身の社長は営業に注力しますし、
技術者出身の社長は新技術、新サービスの開発に熱心になる傾向があり、
経理はどうしても後回しになりがちです。

しかし、それは仕方ないことです。
まずは売上(収入)が確保できていないことには、
いくら経理業務を高品質で対応したとしても、会社は倒産してしまいます。

そして、経理というか「会計」ってわかりづらいですよね。。。。

例えるならば、経理は会社にとって「守り(ディフェンス)」担当です。
直接売上につながる取引をすることはありません。


そして、ミスが無くて当たり前にする必要があり、
ミスが発生したしまった場合は、会社にとって痛恨のダメージとなることが多いです。
サッカーのディフェンス、ゴールキーパーと同じイメージかもしれません。

大きな売上を獲得したり、新しい商品を開発したりするような、
華々しい活躍はなかなかありません。

しかし、様々なシチュエーションにおいても、
何事もなくミスゼロで抑えること、
ピンチのような「見せ場」をそもそも作らないこと
これが経理には大切な役割になっています。


もし会社から経理機能が全くなくなったとしたら、
1ヵ月程度で、会社経営は傾いてしまうと言われています。

経理機能がなかったと場合に、大きく次の三つに影響が出てきます。

1. 資金繰り(請求書発行遅延で入金も遅れるなど)
2. 対外的な信用(各種支払滞納など)
3. 社員からの信用(給与支払滞納など)

このように、会社の将来を決定づけるほどの影響がでてしまいます。

孫氏「兵法」にあるように、

「敵に負けないようにするのは守備のあり方である。
敵に勝てるようにするのは攻撃のあり方である。
守備を優先すれば兵力に余裕が生まれる。
攻撃を優先すれば兵力が足りなくなる。
昔から巧く守りながら戦う者は守りを固め、好機と見れば一気に攻めに転じた。
そうした戦い方だからこそ、敵の攻撃から自軍を巧く守りながらも、
確実に勝利を収めることができるのである」。

つまり、「良い攻撃は良い守備から生まれる」ということです。

そうなんです!

実は「ディフェンス」担当の経理は、
「オフェンス(売上増加・商品開発)」につながるように
活用することができるんです!

サッカーも経営もディフェンスの重要性を理解して、
オフェンスに繋げることができていると、
より強いチームができそうですね(^^)/


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