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【ワクワクするビジネス_No2~サッカー選手の価値】

サッカー大好きですが、
サッカーをプレイする体力には大いに不安があるイトケンです。

<財務諸表における選手の価値>
サッカークラブにとって、選手は最大の財産と言えます。
それではクラブの経営状態を表す財務諸表で、
選手の価値がどのように表れてくるでしょうか。


そんなに難しい話ではなく、
一般企業と同じように、
クラブが抱える資産と負債の額は
貸借対照表(バランスシート)で記されます。


そのため、チームの財産である選手は
貸借対照表(バランスシート)で
「無形固定資産」という「資産」で表現されます。

他のクラブから選手を獲得した場合、

相手クラブに支払った移籍金の額が資産として計上され、
契約年数によって減価償却されていきます。
パソコンや機械設備など、一般企業の設備と同じ具合です。


しかし、ユースからそのままトップチームに昇格して
プレーしている選手の場合、
実は貸借対照表には何も計上されていません。
その選手の「金額」が外部との取引をしていないために、
確定していないからです。


<まとめ>
選手獲得時
他クラブに払った移籍金等の獲得費用を
貸借対照表の無形固定資産として計上。
契約期間内で償却するが、怪我による長期離脱が生じた場合は減損処理も。

他クラブへ選手売却時
移籍金等の受取金と無形固定資産に残る簿価の差額を、
売却益または売却損として損益計算書に計上する。


●生え抜き選手の取り扱い
元イタリア代表のレジェンドである
マルディーニ氏やトッティ氏のように
ユースから引退まで同じチームでプレーした場合、
資産計上されることもなく、
財務諸表にその価値は現れないままだったということです。

メッシ選手もバルセロナを移籍するまでは、
世界最高と言われている選手にもかかわらず、
財務諸表上では価値がゼロということだったのですね!!


<移籍金~選手獲得時の価値>
現在の歴代移籍金ランキングのNO1は、
バルセロナからパリ・サンジェルマンに2017年に移籍した
ネイマール選手278億円と言われています。

クリスティアーノ・ロナウド選手は、

2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードに
移籍した際には118億円

2018年にレアル・マドリードからユベントスに
移籍した際には125億円が移籍金として支払われ、

2021年のユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに
移籍した際には最大30億円の移籍金と言われています。


しかし、2021年のメッシ選手
バルセロナからパリ・サンジェルマンの移籍金は、
なんとゼロなのです!!


あれ、そうすると、
メッシ選手は生え抜きで育ったバルセロナから移籍しましたけれど、
獲得したパリ・サンジェルマンは移籍金を支払っていないので、
パリ・サンジェルマンの財務諸表においても、
評価価値ゼロとして、数字に反映されないことになってしまいます。


現代において、
世界最高のフットボールプレイヤーと称される
スーパースターである
クリスティアーノ・ロナウド選手リオネル・メッシ選手ですが、

クラブの財務諸表における評価価値だと、
クリスティアーノ・ロナウド選手は100億円以上とされたことがある一方で、
リオネル・メッシ選手は現在まで価値はゼロとなっております。


これは、サッカーの能力やスター性とは別に、
所属するクラブチームとの関り方や、
クラブチームの経営手腕が反映されているのだと思います。


サッカークラブの経営はサッカー好きなら夢見るものですが、
サッカーが好きなだけではなく、
様々な経営能力が必要になりそうですね!!

僕はサカつく(サッカークラブ経営シミュレーションゲーム)で
経営手腕をひとまず磨きます笑


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