見出し画像

またまたインドネシア行ってきました!(前編)

次なるチャレンジを目指しインドネシア教育大学との連携を深める

こんにちは!
ライフサポート山野note担当です。

2月に続き、弊社代表の山野が5月14日から4泊6日でインドネシアを訪問しました

インドネシア教育大学スメダンキャンパス

海外スタッフの雇用を積極的に進めている弊社では、次なるチャレンジを目指しインドネシア教育大学(以下UPI:Universitas Pendidikan Indonesia)との交流に力をいれています。2月の渡航では、昨年までインターン生として安住野で働いてくれたUPI在学中のハビブさんと再会し、日本語学科の先生方とも交流を深めました。

今回の渡航では、前回の視察を機にスタートした学生と企業のアルバイト雇用マッチングプラットフォームの説明会を学生向けに実施。

他にも茨城県中小企業家同友会の仲間であるつくば食品さんのインターン生の選考やUPI系列の看護大学との交流など、確実にUPIとの連携が進んでいる手応えがあったそうです。

そんなインドネシア視察の代表インタビューを今回も前編・後編に分けてお届けします!

前回の渡航の様子はこちら


お試しアルバイトで見えてきた課題

広報「前回のインドネシア視察を機に始まった現地の学生と日本企業のアルバイトマッチングサイトプロジェクト。2ヶ月余りで検証段階まで進んでいるそうですが、帰国後はなにから取り組んだのですか?」

山野
「まずは試しにと思い、ハビブさんを含めた3人の学生さんに弊社のウェブサイトを作るアルバイトをしてもらいました。作業は当然インドネシアから。日本の制作会社さんとチームになって業務に当たってもらうことで双方の負担が減るかなと。

実際に動いてみると気がつくことがたくさんあって、インドネシアから日本のサイトにログインするとセキュリティに弾かれるとか、インドネシアにはラマダンという期間があってその間は作業が止まりがちになるなど、海外で仕事をする障壁や働き方の違いに気づくことができました。そんな中、ハビブさんたちの頑張りのおかげで、無事にウェブサイトが完成しました。サイトが公開されたらご報告しますね。

こうやって学生と企業がアルバイトという形でカジュアルに接点を持つことで、インターンや就職の際にミスマッチが減ったり、日本に縁を感じる学生さんが増えるのではと思っています。特に茨城県に所縁のある学生を増やしたいです。」

プロジェクトの内容について学生への説明会を実施

広報「今回の渡航では学校側との連携で学生さん向けの説明会も実施したんですよね」

山野「そうです。ハビブさんに通訳をしてもらいながらプロジェクトの内容を話しました。学科を問わず38人くらいが参加してくれましたね。UPIには日本語学科の他にも、デザインやIT系など幅広い分野の学科があるので学生さんが個性や特技に合わせて仕事選べるように、登録事業所も増やすことも今後の課題です。」

お小遣い稼ぎではなくキャリア形成のためのアルバイト

広報「UPIの先生とはどんな話をしたのですか」

山野「実際に働く際の条件や賃金に関して現地の価値観を知りたかったので、そちらを相談しました。今のところ報酬はインドネシアの通貨ルピアに換算して渡すことにしています。彼らの1ヶ月分の下宿代くらいになるのが相場だそうです。」

このプロジェクトは学生側にとって多少のお小遣い稼ぎになりつつ、メインは彼らのキャリア形成の一助になることだと思っています。その過程で日本、そして茨城に馴染みを持ってもらえたら本望です。アルバイトでの関わり合いがあることで、インターンや就職先を選ぶときに企業や先生方、親御さんが事前に安心できる要素にもなると思います。
学生側の選択で、就職は・・・日本・・・東京、茨城・・と、茨城が候補にあがるようになりたいです。そのようになれば、日本入国後に転職で地方から首都圏へ行ってしまうことを少しでも避けられると考えています。
茨城県の企業に縁や所縁をつくりたいです。

助成金の利用について

広報「プラットフォームの開設は簡単なものではないと思うのですが、具体的にはどのように準備を進めているのですか。」

山野「金銭面では助成金の申請をしています。民間の国際支援助成金なのですが、通過率が6%なんです。厳しいかなと思いつつ、実施までの経緯やUPIとの関係性を細かく記載したレポートを提出しました。結果が出るのは9月なのですが、念のため他の助成金も検討しているところです。

他にも、マッチする仕事の数を確保しないといけないので、県内の中小企業にもアルバイター受け入れの打診を進めたいと思っています。仕事確保の一環として、茨城県産のヒジャブを制作するプロジェクトも始める予定です。こちらはぜひ後編で」(後編はこちら

広報「他の取り組みとして、今回は茨城県中小企業家同友会の仲間である企業さんもインターン生の受け入れに向けて一緒に渡航したんですよね」

中小企業にも広がる外国人インターン

山野「そうです。今回はつくば食品さんもインターン生の受け入れを始めたいとのことで一緒に渡航しました。お互いに予定が多くて別行動していたのですが(笑)、現地での説明会と面接、選考を経て3人の学生さんがインターンとして来日することになりました。2ヶ月間はオンラインでその後1ヶ月間日本で働くそうです。こうやって一度顔を合わせていれば、お互いに安心感を持ってインターンに臨むことができると思います。
 
これまで単独で動いていたインターン生の受け入れに、県内の仲間が参加してくれてとても嬉しいですし、心強く思います。つくば食品さんの選考には定員以上の申し込みがあり、茨城の企業に興味を持っている学生さんが多くいることを実感しました。こちら側の受け入れ体制もしっかりと整えていかないとですね。」

UPI系列の看護大学とも交流を開始

広報「UPIとの交流の輪が県内に広がっているのですね。他にもUPIの系列校でもある看護大学とも交流してきたとか」

山野「そうなんです。UPIはインドネシア内にたくさんの系列校があって、少し離れたスメダンという場所に看護大学があります。こちらでも先生方と顔合わせをしてきました。

看護学生さんは、日本語が話せないのと、日本では介護職員として働くには介護特定技能の試験が必要なのでハードルが高いんです。

まず、介護インターンシップとして受け入れを考えたいです。後々、看護大学の学生さんにも学習の成果を生かせる環境を用意できたらいいなと思っています。日本語学習のお手伝いなどができると、学生さんが渡航するハードルも下がるのではと思っています。」

 
広報「UPIとの関係性がどんどん深まっていることが伝わってきました!後編では、アルバイトマッチングに関連する日本産のヒジャブ制作プロジェクトについてお伝えします。インドネシアの学生に馴染みのあるヒジャブをテーマに、新しい挑戦が始まったようです。新プロジェクトの全容を詳しく聞きましたので、ぜひ後編もお楽しみください!」
 
インドネシア訪問後編はこちら