「21日間」で行うお客様との関係づくり
弊社では、地域企業様のマーケティング・ブランディング支援や、営業支援ツールのご提供、WEB広告代行などのサービスを展開しています。ユニークな取り組みもしており、お客様との関係づくりもちょっと変わっているかもしれません。地域企業様と伴走し、地域と密着して事業を行う弊社にとって、お客様との関係はとても重要です。具体的にどんな取り組みをしているのか、今回のインタビューでお伝えます!
インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎
取材・執筆協力:中島宏明さん(ライター)
新規ご契約をいただいたお客様へ「21日間」の贈り物
――朝活や社内勉強会など、これまで社内活動について伺いましたが、今回はお客様や取引先に対するユニークな取り組みについてお聞きできればと思います。ローカルパワーエンジンさんでは、「21日間」ちょっと変わったことをされているとか?
曽根田:新規のご契約をいただいたお客様へ、21日の間に4回、なにかしらご郵送することにしています。地域企業様のマーケティング・ブランディング支援の一環で、オウンドメディアの立ち上げを行っているのですが、ご契約をいただいてからサイトを公開するまでには早くても1~2ヶ月はかかります。その間、お客様が不安にならないようにするために始めたことです。
なにをお送りしているかというと、お礼の手紙や、鎌倉の銭洗弁天で洗った5円玉、サービス誕生の背景がわかる資料、クライアントの声を印刷したものなどです。
お礼の手紙はなんとなく想像できると思うのですが、銭洗弁天で洗った5円玉はお客様から驚かれることも多いですね。私たちの仕事は「契約して終わり」ではないので、長期のお付き合いが前提です。そのため、お客様との関係づくりがとても重要だと思っています。
ご縁をいただいた方に「お礼ハガキ」をお送りする
――最初の21日間で関係がバッチリできちゃいますね。サービス誕生の背景も知っていただくと、事業にかける想いも伝わって良いですね。他にはどんなことをされていますか?
曽根田:21日間に似たものとして、ご縁をいただいた方にも「お礼ハガキ」をお送りするようにしています。訪問した場合は名刺交換をしますが、その方にお礼ハガキをお送りします。メールで済ませることもできるので、いまどき珍しいかもしれませんね。手書きのハガキには、やはり心がこもっていると思います。お礼ハガキには狸の絵が書いてあって、それも好評ですよ。
世界には80億人もの人がいるわけで、直接お会いできるだけでも奇跡的なことです。一期一会のご縁を大切にしたいので、些細なことかもしれませんが続けています。
「感謝の気持ち」を常に伝えていきたい
――一つひとつは些細なことかもしれませんが、贈り物やお礼ハガキなどの積み重ねが会社や社員、サービスのファンを増やすことにつながりますね。
曽根田:私たちは、地域企業様のマーケティング・ブランディング支援などを行っていますが、お客様のビジネスの成功や地域の発展を一緒に目指しています。そのためには、お客様との信頼関係が不可欠です。信頼関係を築くためには、感謝の気持ちを伝えることが大切だと思います。
地域企業様の事業が発展・拡大すれば、地域に雇用や就労機会が増えます。それでその地域で暮らす人が増え、地域に住む人の暮らしが豊かになれば、好循環が生まれます。そんなエコサイクルをつくって、地域に貢献したいですね。そんな地域を全国に増やせれば、結果的に日本社会全体も元気になっていくと思います。
そのためには、日々関わっている人に感謝の気持ちをちゃんと伝えることが大切です。忙しいとついつい伝え忘れたり、言うタイミングを逃してしまったりもするのですが、ちゃんと伝えたいですよね。もちろん、社員のみんなにも感謝を伝えていこうと心がけています。
仕事でつながる人同士が感謝し合い、良い関係ができればQOLが上がっていきます。三方良しの精神を忘れず、日々の一挙手一投足に心を込めて、社会をより良くすることに貢献していきたいですね。
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