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アニメ『LISTENERS』5話音楽元ネタ考察

5話、プリンス回の元ネタ考察です。

これまでの回と異なり、筆者は正直プリンスをほぼ通ってないので、色々調べたところの情報しか拾えていません…ご了承ください。


5話タイトル「ビートに抱かれて」

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アメリカのシンガーソングライター、Princeの代表的なアルバム、「パープル・レイン」より、リードシングル「ビートに抱かれて」からとられています。書体も毎度文字ってますね。


絵柄についてはどうも別の元ネタがあるようですが不明。

プリンスはジャンル的には「ミネアポリスサウンド」と呼ばれるものの、これまでフィーチャーされてきたマイブラやニルヴァーナと違い、ほぼ「プリンス」というジャンルを形成していると言われています。筆者の理解ではPファンク(パーラメント、ファンデリックなど)をベースに、ホーンセクションの代わりにシンセサイザーとギターが前に出てきて、より今でいうエレクトロ寄りになっているファンク…というイメージです。

全ての曲を一人で作詞作曲する、スーパー超人ミュージシャン。日本で言うと岡村靖幸が近いと思います。


5話全編にわたって「ラブでセクシー」というフレーズが使われていますが、こちらもプリンスの「Lovesexy」というアルバムが由来です。「ラブでセクシー」はきっとプリンスの活動全ての根幹にあたる概念なんだと思います。

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殿下、ウェンディ&リサ

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殿下は文字通りプリンスその人です。日本でのプリンスの愛称がそもそも「殿下」みたいですね。劇中でも「殿下」な時と身分を隠した「キッド」の時とで分かれていますが、「キッド」はプリンスの自伝的映画「パープルレイン」でプリンスが演じた役の名前です。

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プリンスのパートナー、ウェンディとリサはそのまま「Wendy & Lisa」というアーティストからきています。元々プリンスのバックバンド、「The Revolution」のメンバーで、別ユニットとしてもデビューしたようです。

ちなみにこのウェンディ&リサ、なぜか声優が初代プリキュアの2人(本名陽子・ゆかな)なんですね…プリキュア⇒プリンス みたいなこと…?笑


ペイズリーパーク

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今回訪れたペイズリーパーク。元ネタはプリンスの自宅兼スタジオの名前です。現在は観光客向けに開放され、プリンスミュージアム的になっているとか。

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ちなみに屋敷の中では「ビートに抱かれて」を意識した鳩のオブジェとかがありますね。

国全体としてプリンスを象徴するのカラーリングで統一されています。


アンプ

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今回登場するアンプはアンプ回の帝王、マーシャルのJCM800です。マーシャルのアンプはおそらくどこのスタジオにも必ず置いてあるため、ギターを弾く人なら必ず一度は使ったことがあるんじゃないかと。

椎名林檎の「丸の内サディスティック」にも出てきますね。


バトルシーンでかかる曲はパープルレインのオマージュです。


その他小ネタ 

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・エコヲがバイトしにいく工場、ニューパワージェネレーション。これはウェンディ&リサのレボリューションの後に結成されたプリンスの二代目バックバンドのようです。


・ミュウが「ガールシックス」という源氏名を授かりますが、これはプリンスがBGMを担当した96年のスパイク・リー監督映画から取られているようです。

・途中から出てくるファーストアベニューという地名、パープルレインの撮影場所にもなった有名なライブハウスとのこと

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第5話の考察は以上となります。続く第6話はピンクフロイドとプログレの回!コアなファンも多く、また世界観が独特でそもそもがアニメっぽいビジュアルのジャンルなので、元ネタ探しもはかどりそうです。


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