見出し画像

恋を失って12日目の勘違いとぬか喜び

恋を失うと
落ち着いた判断ができなくなるのか
期待のあまり、自分に都合のように解釈してしまうことがある
と、これまた今更気が付いた・・・・
われながらおめでたいというか

なぜか、別れたはずの彼が誕生日の食事に誘ってくれ
「仕方なくとか、無理やりとか、そういうのはいいから大丈夫だよ」
って断ったが
相手は「そんなことない、だいじょうぶ、だいじょうぶ!!」
と強引にお店を予約し、ラインで場所と予約時間を知らせてきた

ぼく自身、こういう状況だと
普通に不眠、食欲なし、味覚なしという状態になっているので
味のしないフレンチのフルコースなんか
どこに入れるというのだろう・・・・
でも、これは年の功、ありがたく受け入れるしかない・・・と
いちおう、そのままにしている

でも、この一連のやり取りで
何かが変わった?
もとに戻れる?
気持ちがぼくに戻ってきている?
と期待するのは、浅はかなのだろう
でも、ぼくは期待して、正直うれしかった
食事がではなく
連絡をくれたことが・・・・

でも1日明けると
何も状況は変わっていないことに気が付く
別れたのだから
彼は他に15も年下の30歳の若い若い
ぼくが到底太刀打ちできないくらい素敵な好きな人ができたのだから
こんな、おじさんのぼくに戻ってくるはずがない
その事実は変わるはずがない

冷静に考えればわかること
やはり誕生日の食事は
ぼくにとっては拷問でしかない
ザラザラとした気持ちに、舌の感覚
まったく味覚が失せてしまう
なぜ、わかってくれないのだろう
ぼくに気持ちがない、ほかの人を見ている人と
なぜ誕生日に一緒に過ごさなければならないのか
一人の方がどれだけましか
それは、簡単だ
ぼくを見ていないからだ
あれだけ、二人で一緒に同じものを見てきたのに

そういう状況だと、ぼくは食事がとれなくなるし
不眠が続いてしまう
彼もそれはよくよく知っているはずなのに
あっという間に、ぼくの気持ちも、ぼく自身のことも
何も見えなくなってしまうのか?
わずか2週間前は普通に、幸せに
二人で食卓をはさんで、一日あったたわいもないことを
話し合ったりした

人の心はこんなに急激に変化するものなのか
まだ受け入れがたいことばかりですが

1日だけ勘違いで
幸せをつかの間感じることができた
またいつか、こんな幸せな気持ちになれる日が来れるように

部屋にこもって、考え続けることはもうやめた
毎日、仕事して
休みも外へ出かけて
やりたいと思っていたことを、この機会にすべてする!!

パーソナルトレーニングジムへいく
エステで自分を磨く
新しい習い事にチャレンジ
仕事をさらに頑張る
今まで続けていることも、さらに丁寧に学びを続けていく

そして、これからの自分は
「人の気持ちに寄り添える人となる」
「人の気持ちは自分の気持ち」
悲惨な状況であればあるほど
相手の気持ちは理解しようとつとめたい
たとえアンテナが折れて
周波数が合わなくても
寄り添える自分でありたい
共有できる自分でありたい
5年後を具体的に考える・・・だって61歳だもんね

恋を失って12日目のぬかよろこびだったけど
まだ、こんなことがジェットコースターのように襲ってくるだろう
でもこの12日だけで
自分はずいぶん変わった
体重はなかなか痩せなかったのに
アッというまにベスト体重に
毎日、保湿パックで潤いも
ジム通いも初めてたるみのない体づくりも始めた
これまで、やらなきゃ!!
と思っていただけで
何もしなかった自分が、大きく変わることができた!!
これも、すごいことじゃないか!
せめて、この状況であがきながらも
前を向いて動いている自分をほめてあげよう
きっと、誕生日は大人として迎えることができるだろう
生涯忘れられない56歳を迎えることとなるだろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?