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恋の後遺症


すごく好きになった人って

ずっと忘れられないものなのね。



若い頃からこの歳になるまで何度も恋をして
知ってるつもりでいたけれど、

またこれは違ったキモチだなと思う。

なぜだろう?

考えてみた。


今まで好きになって長い間忘れられなかった人は

私の思い通りにならない人ばかりだった。

ひどいと思うようなこともあったし

泣くこともあった。

たからきっと自分の気持ちが報われたくて執着した。

恋でも愛でもなく、多分拘りとプライド。

その証拠に、相手から擦り寄って来た時に

恨みを晴らすかのように冷たく仕返しをしたら

好きっていう気持ちも執着もなくなった。


だけど、お互いに好きなまんま別れた人は

ふとした時にいろんな事を思い出してしまう。

たくさん泣いたけれど

ひどいことされて泣いたことなんか1度もない。


だから、誰と会っても比べてしまう。

ふとした時に思い出してしまう。




今日キスをした相手は

まるで恋人にするようなキスを私にしたけど

心は動かない。


今夜、これから飲む相手にもきっと

同じことを思うんだろう。


独りよがりじゃない、一方通行じゃない、

愛し愛された記憶って

なかなか消えない。


恋の後遺症。

悲しくて辛くて悔しい記憶よりも

なかなか厄介なんじゃないかと思う。笑

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