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noteとの付き合い方/ブログの続け方

 身を切るような寒さから一夜明け、南関東は暖かい日差しが降り注いでおりましたわ。


 ごきげんいかがでしょうか、お嬢様修行中のわたくしです。


 もうそろそろ、わたくしがここnoteで書き始めて2年が経とうというところ……これまでいろいろな目標を立てては考え直し、理想と現実との乖離に四苦八苦しながらも、なんとかここでの「酎愛零」というキャラクターを存続させてまいりました。

 この手のブログは、続けることに重きを置いているのはわかりますけれども、続けることが目的になってしまうと途端につらくなってくるのも事実。誰でもできることのように見える反面、誰にでもできることではない、というのがブログ継続なのかもしれませんわね。

 さて、2周年を前に、改めてnoteとのつきあい方、そしてブログの続け方について考えてみましたわ。基本的には

・いつ書くか(When )
・何を書くか(What)
・どう書くか(How)

 ──いわゆる2W1Hについて、なるべく簡潔にまとめていきたいと思っております。





■When──いつ書くか

●書く日にち、時間を決めておく

 文章を書くのは少なからず手間と時間がかかるもの。片手間でやるか、じっくり腰をすえてやるか。時間を決めてやるか、気の済むまでやるか。これは、書き手の性格や生活スタイルに合わせて決めていくということになりますわね。わたくしもいろいろと設定してみましたけれど、初めに設定した通りに上手くいったことはあまりありませんでした。当たり前のことのようですけども、自分に無理のないスタイルが、すなわち自分に合ったスタイルということになりますわ。わたくしの場合は

・帰宅して夕食とおふろの後、寝落ちするまでの時間
・探索時、電車移動の時間(座れる場合に限る)
・休日まる一日

 がnoteを書く時間、ということになります。正確には「noteを書く時間」ではなく「noteを書くことができる時間」ということですわね。一週間の中で集中して書ける日、一日の中で集中して書ける時間帯を決めることによってルーティーン化してしまうのですわ。
 もちろん、できないときはできない、でよいのです。noteを書く時間がないということは、おそらく、生活に費やされる他の時間も圧迫されているということでしょうから。
 これとは別の発想で、「書きたいときに書く」のも良いと思いますわ。特に気分の浮き沈みの激しい方は、──機嫌の悪いときのわたくしのように──文体にその時の気持ちが如実に反映されてしまうことがありますの。赤裸々に自分をさらけ出したいという目的などがなければ、「書きたいときに書く」はブログ生活の安心を確約してくれるでしょう。
 似たような考え方に「書けるときに書く」がありますけど、これは避けた方がよいと思いますわ。これはパートナーと同居したときの役割分担で「気がついた方がやる」にしてしまうことと近しいものがあり、「気がつかない」人が働くことはないのと同様、「書けるときがない」人が書くことはないからです。


●自分の書きやすい時間帯を把握しておく

 これは、自分の頭脳が一日のうちどの時間帯に最も活性化するか、と言い換えてもよいでしょう。わたくしの場合は前述の通り夕方から夜にかけてが最も頭が回転する時間帯ですけども、それは

・夜型人間である
・昼間は探索に出ないとそわそわする

 という特徴によるものですわ。なのでもちろん、朝方の方は朝の家事のあとからお昼まで、超朝方の方は起床してから朝食までの間、などといったように、おのおのの特徴、生活スタイルに合わせた時間設定をすることとなるでしょう。
 無論、時間を問わず一定クオリティのものが書けるという方は、別に設定やルーティーンにとらわれる必要はありませんわ。(わたくしとしてはそういう方が羨ましいかぎりです)





■What──何を書くか

●自分の得意なテーマを把握する

 ブログに何を書くか。シンプルにして奥深い命題ですわね。
 わたくしは、今まではあらかじめ「これを書きたい」という目標を先に設定し、その目標にふさわしい記事を書くようにすることが多かったのですわ。もちろんそのやり方自体は間違っているわけではありませんし、チャレンジ精神に満ちていてとても良いことだと思います。
 しかし、結局落ち着いたのは、「自分が快いと思う」テーマでした。
「これを書きたい」のテーマは、前述の通りチャレンジ精神をそこはかとなく、あるいはがっつりと必要とする(※個人の感想です)のに対し、「自分が快いと思う」テーマはほぼストレスなく書くことができます。
 ブログ制作初期の頃は迷走しがちなので、いろいろと手を出しては続かない、といったケースが多々見受けられますけれど、逆に言えば、続くものは書き手にそれほどストレスを与えていないのだということですわ。わたくしの場合は

・お花
・各種レビュー
・時事ニュース

 などといったものです。それに比べて

・エッセイ
・日記
・自分語り

 といったものは数えるほどしかありません。これらは苦手と申しますか、興味がないのです。
 そうして淘汰されていった結果が、今の私のジャンル、ということなのですわね。

 ジャンルを設定するのではなく、把握する。

 これが、ブログを長く続ける大きな秘訣だろうと思いますの。その中で、何をメインにするか、サブにするかを決めていけばよいと思いますし、またあえて決めることなく書いていくのもそれはそれで良いと思いますわ。最初のうちは迷走してもかまわないので、いろいろなものに手を出して、自分に合ったジャンルを洗い出していけばよいのです。





■How──どう書くか

●目的、目標は決める?

 これについてはですね……わたくしは初期の頃は、はっきり決めておいたほうがよいと思っていました。今でもそう思っていますし、私の目標は変わらず「本の出版」「ライターになる」ですし、そのために「ライティングスキルアップ」「ライティングスピードアップ」「セルフブランディング」「アウトプットによる記憶の定着」がnoteで活動する目的です。

 でも、必ずしもそれが万人に当てはまるとは思わなくなってもおりますの。

 目標や目的があった方が、続けるモチベーション維持や、自分がどれほど成長したのか把握する目安となりますけれども、それを必要としない方も中にはいらっしゃるでしょう。そして、自分の目標や目的に縛られてしまう方もいらっしゃると思います。なまじ目標を立ててしまったがために、その目標に届かなかったときにごっそりとモチベーションを削られたり、目的が達せられないことに苛立ちやストレスを感じてしまったり。そんなことで心身を毒してしまっては本末転倒ですわ。
 なので、現在のわたくしの答は「目標や目的は、決めても決めなくともよい」です。


●noteデーをつくる/no noteデーをつくる

 これは、メリハリをつける、という位置づけですわね。
 noteデーとは、まる一日noteに張り付くこと。張り付いて投稿やコメント、コメント返しにスキばらまきなどを行う、note界にどっぷりはまる日ですわ。
 反対に、no noteデーは、noteに一切触らずに過ごす日のことです。何をしているかというと、noteに依存していないかどうかを測るための行為ですの。

 依存がやっかいなのはnoteに限ったものではありませんけども、こういったブログ型SNSではたいてい、交流の幅が広がるにつれ(フォローしている人の記事を読みに行かなくちゃ)(コメントしなくちゃ、コメント返ししなくちゃ)という心理に陥りがちですわ。
 こうなると、本来使わなくてもいい気を遣い、それだけで消耗するようになり、自分ではなく他人が本位の生活になってしまいます。そうして他人とのやりとりで自我、自身の存在意義を構築していると、それらを失ったときに大変なことになりますので、それらを失わないように実生活そっちのけで奔走する……ということにもなりかねません。文字通り「現実を見ていない」というわけですのね。

 あくまでも自分の人生は自分が主役。たとえ読み専の方であっても、ブログでの交流、コミュニケーションが実生活の妨げになっているようであれば、それは仮想の世界に依存し始めているという危惧をお持ちになった方がよろしいと思いますわ。




■終わりに

 最後に、わたくしが最初にブログ制作のモチベーションのひとつとして掲げ、今も変わらず真実だと確信しているものを、引用して挙げさせていただきますわ。


 世の中にはいます。「自分のためにはがんばれないけど、誰かのためならがんばれる」という人が。

 親しい友のため。
 好意を寄せる相手のため。
 愛する家族のため。
 自分と同じ悩みを抱えた、名も知れぬ誰かのため。

 あなたのつぶやきからヒントを得る人がいます。
 あなたの経験から答を見つける人がいます。
 あなたの熱意で新たな発見をする人がいます。
 あなたの吐露に心慰められる人がいます。
 あなたの決意に勇気づけられる人がいます。

 あなたの言の葉は、めぐりめぐって、いつか必ず、どこかのだれかの支えになるのです。誰かの言葉に心動かされたことがあるのなら、誰かのために書くことができるはずです。


 わたくしたちは、決して一人ではありません。
 悪戦苦闘し、試行錯誤し、迷走を重ねて、出ない成果に落胆しても、みな同じ道を通るのです。
 読み読まれ、学び学ばれ、知り知られ。
「継続」という道は、己自身を知るための道なのかもしれませんわね。





 今回はこれでおしまいです。
 ブログの書き方・続け方については、これからも定期的にアップデートするつもりですわ。

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 それでは、ごきげんよう。




 かつてのブログ制作指南を貼っておきますわ!
わたくしの紆余曲折ぶりがよくわかりますわよ!




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