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ニュースつぶやき:「月面探査機「SLIM」、月表面に着陸し逆立ち状態になる」

 日本の月面探査機「SLIM」が月表面のほぼ狙った通りの所に着陸した話。

 これ、画像だけ見るとエンジンノズルが上にあるからか、SLIMが頭から月面にぶっ刺さったみたいな認識の方がいらっしゃるようですけど、違いますからね。着陸したあとでゴロンといったのですからね。そもそも頭から落ちたらもっとへしゃげるなりなんなりしているでしょう。

 この画像を撮影したのは、SLIMに搭載されていた変形型月面ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)」、愛称「SORA-Q」とのこと。同じくSLIMに搭載され、同時に放出された超小型月面探査ローバー「Lunar Excursion Vehicle 1(LEV-1)」の通信機で地球に画像を送り届けたそうです。


理想的な着陸予想図

 今回の最大のミッションは、「狙った所に高精度で降りること」。実際に着陸したのは目標地点から東に55 mほどの位置だったそうですけども、これは障害物を自律的に回避した結果であるため、最終的な精度は10m以内、おそらく3mから4mほどと推定されているとのこと。ピンポイントで狙った所に降りるということから、「Moon Sniper」とも呼ばれておりますわ。


 しかも月面探査ロボットLEV-1は内蔵したバネの伸縮力で月面を跳躍移動!LEV-2は球体から変形して二輪走行可能!と、技術とロマンあふれる機体!



 想定した姿勢とは違う角度で着陸していることから、太陽光パネルからの電力供給が難しいのではないかと言われておりましたけど、その後太陽光パネルが西を向いていることが判明。今後の動向に注目ですわ!

 時代は「降りられる場所に降りる」から、「降りたい場所に降りる」へ!



※画像は全てJAXAより引用





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