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魔法の質問~本当にほしい人材を採用したい人事の方へ~

あなたは面接好きですか?私は好きです。転職の際の面接が特に好きで、そう言うと、「変わってるね…私と代わってほしい」と言われます。転職活動をしている友達のことは、正直羨ましいです。

転職の面接では、「前職を辞めた理由は?」「5年後のあなたはどんなことをしていると思いますか?」などとよく聞かれます。

しかし、みんな本当のことを言うでしょうか?前職を辞めた理由はおそらくほとんどが「社内に困った人がいたから」であり、5年後何をしていると思うか、という質問の意図は「この人は長く働いてくれるかどうか」ですが、この変化の激しい時代、半年後だってどうなっているか分かりません。

それに転職エージェントも、あらゆる転職マニュアルも、「前職の悪口は絶対言うな」「長く働く人だと思わせるようアピールしておけ」と口をすっぱくして言っています。「上司が気に入らなかったので」「5年度どうなっているかなんて分かりません」と言ったとたん、その人は×をつけられて、採用されることはないのです。

面接を受ける側は必死ですが(この必死感が出ると採用されないんですが…)、採用する側はもっと必死です。

ではどんな質問をすればよいのか?

面接好きの私が考えた魔法の質問、それは

「小学生のとき、夏休みの宿題はどうしていましたか?」

です。

なぜなら、私が独自に調査した結果、その人が小学生のときに取り組んだ夏休みの宿題への態度は、仕事に対する姿勢とイコールだったからです。例えば以下のような感じです。

1、とにかく早く終わらせていた人
現在:「すぐやればすぐ終わる」が信条。せっかちなので対応が早い。

2、早くて丁寧だった人
現在:責任感が強い。事務職なら採用すべき人材。

3、計画を立て、それを実行した人
現在:現在もやはり計画的。

4、丁寧すぎて時間がかかった人
現在:こだわりが強く、納得しないと次に進めない。

5、ギリギリだったけど、とにかく全部仕上げた人
現在:行動が遅め。「あの件、どうなってます?」と言われがち。

6、なかなか終わらないので、親が見かねて、親に手伝ってもらっていた人
現在:自主性が弱い。

7、工作の宿題の出来に納得いかず、直前になって作り直していた人
現在:芸術家肌で、事務職は明らかにきつい。

8、好きな科目はすぐ終わるけど、苦手な科目はなかなか終わらなかった人
現在:クレーム放置しがち。

9、頑張って宿題をしたのに、玄関に宿題を忘れていった人
現在:最後の詰めが甘い。

10、「先生に怒られるほうがラク」と宿題をやらなかった人
現在:組織で働くことに向かない。

いかがでしょうか?

多分、面接を受ける側は、面接の場で小学校時代の夏休みの宿題のことを聞かれるとは思っていないはずです。準備をしていないため本音が出やすいのではないか。

あれから20年(30年、40年…)

三つ子の魂百まで。これは案外、当たっているのではないかと思う今日この頃です。





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