特化していないけど、役に立った本
前回、「子育て本を読むのをやめた」と話しました。
それでも「これは有用だった」と
思ったものもあります。
ほとんどの本は既に手放してますが、
一部手元に残してます。
今回、3冊紹介します。
※発達障害児に特化した本は、ここでは除外。
・子どもの教養の育て方
audiobook.jpで見つけました。
佐藤優さんの本と言えば、
歴史や宗教など専門的な書籍が多いですが、
珍しく子育て本がありました。
「もしこの人に子供がいたら
どんな子育てをするんだろう」
そう興味を持ってました。
対談している相手は元衆議院議員の井戸まさえさん。5人のお子さんがいます。
佐藤優さんはお子さんはいないそうですが、
子供向けの本や図鑑などに詳しくて驚きました。
読み聞かせの重要性は言うまでもありませんが、
私が特段に目を引いたのは
「お父さんがお母さんに暴力を振るうのは言語道断」とはっきりおっしゃってたことです。
DVを完全に否定。
配偶者にDVを受けて離婚する人は
彼の論理では「至極真っ当」ということになります。
後半は『八日目の蝉』を題材に
井戸まさえさんと数人の母親が対談に参加。
『八日目の蝉』については、
別の映画を見た時にCMで見た程度。
映画も見たことないし、
書籍も読んだことはありません。
驚かされたのが
「フェミニスト」の話が出てきたことです。
それ以外にも一見表面からわからない、内在論理について触れてました。
「小説一つでここまでいろいろなものが見えるものか」と驚かされました。
他のお母さんたちも同意見。
まだ読んだことがありませんが、気になります。
・自己肯定感を高める子育て
脳の性質から語られた子育て本。
むしろ大人も必要なのではないかと思いました。
脳は建設中の2階建ての家と例え。
2階の部分は、理性を司る部分ですが、
まだ完成していません。
完全に完成するには20代前半までかかるそうです。
言うまでもなく幼い子供たちは完成していないので、癇癪を起こしたり、周りを締め出して閉じこもってしまったりすることもあります。
困難なことが起きた時に、どうやって子供に寄り添えばいいか、そういう内容でした。
発達障害については特に触れられていませんが、
特性の有無に関わらず応用ができそうと
感じました。
・成功する家庭教育 最強の教科書
以前こちらでもアップしました。
バイオリニストの廣津留すみれさんの母、
廣津留真理さんが著者。
他の本も読んだことがありますが、
書かれている内容は大差ありません。
家庭教育の大切さ、学校や塾へ丸投げすることの危険性が語られています。
英語教育については、
すみれさんは4歳で英検3級に合格したそうです。
2歳から自力で読めるように
教材を自作しました。
すみれさんには、
このやり方が合っていたから
うまくいったと見ることもできます。
バイオリンについても音楽に適性があったから、ジュリアード音楽院を首席で卒業できたと考えます。その適性を見いだせた著者もすごいですが。
うちの息子たちに
そのまま応用するのは難しいですが、
「子供の適性を見つけよう」「楽しませよう」と
する姿勢は真似したいです。
今までいい学校に子供を行かせるためには、
莫大なお金が必要と感じました。
私自身、高校までは公立でしたが、
大学6年間、県外の私立の薬学部に
行かせてもらったので、余計そう感じています。
しかし、本書では、
小中高合わせて50万円という破格の安さです。
高校無償化が対象になった、塾に行かなかった、
全て公立の学校というのも大きいでしょう。
ここまで上手くいくかはわかりませんが、
「勉強させる = 莫大なお金がかかる」という常識を疑うきっかけになりました。
・まとめ
たくさんの子育て本が発売されていますが、
相性がはっきり分かれると感じました。
基本的に方法論に触れられてます。
書籍に出てきてる著者の子どもと
自分の子どもは別の人間だから、
必ずしも全部応用できないという前提は必要です。
それを分かった上で、
できそうなことをやるのが良さそうです。
私が上記で紹介した本が
読んでくれてるあなたの子どもに合うかは
保証できません。
たくさんの本を読んで
見つけるしかないと思います。
合いそうな本の見つけ方を紹介します。
1.タイトル、著者から判断。
2.著者のプロフィールを確認。SNSやホームページも確認。
3.目次をチェック。
4.店舗なら、ページを1ページずつめくって、文字を見る(読まない)
5.ネット上で探しているなら、サンプルがあれば読んで見る。
完全ではないけど、
本選びに失敗する確率が格段に減ります。
良かったら試してみてくださいね。
以上、ちえでした。
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