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会話でわかってしまうもの【読書の全技術】齋藤孝著

「本を読む目的と締め切りを決めよう」
「説明すると決め手から読もう」

一瞬樺沢先生の『アウトプット大全』を
読んでるかと思いました。

読書にアウトプットはつきものと実感しました。


・見える化するのは「読める時間」ではない

「本を読む時間がないです」
読書をしない理由で一番多いのはこれです。

著者は大学教授をしながら、
テレビ番組にも出演し、年に何冊も本を書いています。

「一体どこに本を読む時間があるのか?」と
思うくらいです。

仕事中や車の運転中など
「読めない時間」を見える化しましょう。
こう提案しています。

私の場合は、
「紙や電子書籍で読める時間」
「読めないけど、聴く読書ならできる時間」
「どちらもできない時間」に分けました。

送り迎えの時間が長いため、
「聴く読書」なら2時間できることが判明。

紙の書籍だと手元にないと読めませんが、
電子書籍ならスマホさえあれば読めます。
電子書籍のストックを増やそうかな。

・会話に出てくるもの

本を読んでる人とそうでない人で、
「会話に知性があるかどうか」がわかるとのことです。

本を読まず、ネットしか見てない人の会話には、
誰かの意見の受け売りしか出てこないので
知性のなさがわかると著者は主張。

知性だけでなく、思考力もわかるそうです。
ある程度思考力のある人なら、
自分で考えられます。
誰かの受け売りばかりってことはないでしょう。

・電子書籍との対立は気にしてない

最近、電子書籍も普及してます。
著者は電子書籍と紙の書籍の対立は
気にしていないそうです。

それよりも危惧しているのは、
電子書籍より他のゲームアプリやSNSとのことです。
魅力的なコンテンツが溢れています。

本どころか、全ての文化を縮小させると主張しています。

この意見を読んで、腑に落ちました。
「スマホを使っていても、主に使うものが電子書籍アプリなら、読書の時間は確保できる」
「私も含め、多くの人はそうでない。なぜなら、それ以上に面白いコンテンツがある」

電子書籍アプリが目につくところに置こうか考え中です。

・感想

著者は一貫して読書の重要性を主張し続けています。
著者の昔の本を読んだことがありますが、
やり方は時代に合わせている印象です。

普段読書しない人たちに対して、「どうしたら読書をするようになるか」と腐心しているように見えました。

本書でもアウトプットという単語が出てきました。
樺沢先生の本の影響としか思えません。
こんなところにまで広まっているのに驚きました。

『読書脳』と対比しても面白そうです。

以上、ちえでした。
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