DAY3　今の会社はあくまでもキャリアの一部にすぎないと思考転換

　先日、ベンチャー企業に転職した友達から、面白いことを聞いた。それは、彼の会社のミッションは営業利益や、社会貢献より社員にいろんなチャンスを与えて、成長させることにあると。
　どいう意味？彼はこう説明した。
　会社組織とその社員たちとの関係は3つのパターンがある。

　1つ目は「管理」。いわゆるすべての社員が上層部の命令を忠実に実行すること。ただ、外部ビジネス環境の変化が速すぎて、上層部の計画がその変化に追いつかなくなってしまった。

　そこで、「インセンティブ」が使われるようになった。「手厚い給与や、福利厚生を出すから、会社のために知恵を貸してくれ、そして一生懸命働いてくれ」と。ただ、近年給与が高くても、仕事にやりがいを感じない、自分自身の成長につながらないなら会社をやめてしまう人は少なくない。

　したがって、今後会社と社員たちとの関係、或いは会社の存在価値は、働く人をより強くすることだ。なぜなら、社員の個人成長が本質的に新たなイノベーションのきっかけとなり、最終的に企業価値の創出に貢献するからだ。

　また、社員も古い考え方を捨てる必要があり、自分のことを会社の一部として考えるではなく、会社を将来自分のキャリアの一部として考えればいいんだ。