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自己紹介

はじめまして 「ぐれた」と申します。
「ぐれた」といってもあの環境活動家の10代の「グレタさん」ではなく、実は50代で大きくグレたので「ぐれた」と名乗ることにしました。

中学の時(なめ猫が流行っていた時代)真剣にグレたいと思ったのでした。何故ならあの頃は不良を代表する「キャロル」(矢沢永吉代表)やクールス(舘ひろしなど)等カッコいい人たちが沢山いて、その近くにいる女性たちも綺麗で、とってもカッコよく見えていたのでした。

当時、中高一貫の良妻賢母を良しとする仏教系の女子校に通っていた私はお決まりのセーラー服改造(長いスカートに短い上着)とカバンをペシャンコにしたり、タバコを吸ってみたり、粋がってカッコいい女を目指していました。しかし、本物の不良に出会ってその理想はまたたく間に崩れ去ります。本物の不良の両親はヤクザのような反社会的存在や、不仲や離婚していたりして、子どもがグレる理由がちゃんとあるのです。一方自分は一般的に優良企業に努めている父と専業主婦の両親に愛情一杯に育てられ、不良になる理由が全くなかったのでした。(だいぶ後にちょっとあったことが判明するのですが、、、)その事実を知った時には頭をハンマーで殴られたようなショックでした。自分は不良ぶっているだけで本物にはなれないのだと、そこで綺麗さっぱりグレることを諦めました。

それから40ウン年、子どもを3人育て、仕事復帰(ヨガインストラクターをやりつつ(今もやってる)、地方議員を2期した)して専業主婦年月をどうにか上回り、そんなこんなことをしていたらグレることをすっかり忘れていたのですが、子ども3人が巣立ち、さて第2の人生という時に何故か今度は両親ではなく、自分の良心に反抗して大きく、とても大きくグレたのでした。

なんだかよく分からないですよね。

簡単に言うと、30年連れ添った夫(※「ケ」の生活)に突然別れを告げ、自分が立ち上げた子育て系NPOを全て人に託し、数年前に知り合った、自分的には※「ハレ」的存在であった人と一緒に、高知の山奥に移住したのでした。その結果現在は夫と係争中であり、3人の子どもたちからは縁を切られている状態です。

50歳までの自分の辞書にはこんな行動にでることが良しとは書かれておらず、そのうち大学の先生にでもなれたらいいなあと思っていたぐらいでした。(そんな夢を持っていたことをつい最近思いだした。)

しかし、50歳を境に、なんだかこのままいって穏やかに棺桶に入るのがとても嫌だというか、耐えられなくなってしまったのでした。

そして「ぐれたさん」は生まれたのでした。

※1  ハレとケとは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)は普段の生活である「日常」を表している。


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