物忘れと決断の衰え:認知症と向き合う家族の心情
家系ラーメンが近くにOPENしたとのことで長男と行ってきましたが、あまりのしょっぱさに、スープ薄めで注文すればよかったと後悔している老健看護師綾子です。浮腫み決定です。
さて今回も認知症について話します。
前回は認知症の初期症状「物忘れ」について話しましたが
今回は、「決断能力の衰え」です。
考える力
家系ラーメンの看板を見て、行こうか、やめようか
髪を切った夫を見て褒めようか、褒めまいか
反町隆史を町で見かけて声をかけようか、かけまいか
これらは、全て自分の目で見て、決断をどうしようか迷っています。
これらも全て脳の中でシュバババババッバババババババと電気信号があらゆるネットワークを使って瞬時に決断します。
認知症の初期症状「物忘れ」に加え
「決断能力の衰え」が出てくると、どうなってしまうのでしょう。
家系ってなんだっけ?あーイライラするなあ。
あれ、この器に入っている蕎麦みたいなの何て言うんだっけ?えーと、えーと、どうしよう、なんも出てこない。くそおぉぉ。
この男の人髪さわって笑ってるなあ。怖いなあ。
何を言いたいのだろうか。でもわからない。哀しくなってきたわ。
そうなんです。
哀しいとか、イライラとかいう心の心情が出てきて、情緒不安定となってくるのです。
認知症の始まりと家族の心
そこで家族は、だんだん「物忘れ」がひどくなってなってくるのを目の当たりにし、親の認知症を受け入れられない感情が出てくることでしょう。
そして、「さっきも言ったよね」「どうしちゃったのよ」「既にその話はしたはよね。繰り返し話す必要はありません」など強い言葉を投げてしまいます。
それを言われた認知症の方はどのような感情になるでしょうか?
想像はできるはずです。
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