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避難所での注意点〜#防災いまできること⑥

1/5に投稿したNHK健康の避難所での注意点をまとめました。

前回の続きです。

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2高血圧、循環器疾患対策


ストレスで血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などに気をつける必要があります。

①血圧測定


②こまめな運動〜

・足首を動かし足指をグーパーすること
    …2〜3時間おきに10回程度
20分くらいは動く。
    …トイレに行く事も運動。
  (エコノミー症候群の項を参照)

・ふくらはぎをもむ
下から上にかけて圧迫するようにもみます。
起きている間、3~4時間おきに2分ほどかけて

④水分摂取〜1日 500mlを2本分を

3 車中泊では工夫を


車中泊では衣服をゆるめる、足元に荷物を置くなど、血栓ができないよう工夫しましょう。

③睡眠〜時間を決めて消灯


夜間、消灯する事は大切です。

身体の日内リズム(サーカディアンリズム)を整える事ができます。

もし体調不良の方が出た場合には必ず申し出る

→医師、看護師、保健師につなぐ
できれば医療施設へ

4 糖尿病対策、高血圧対策


避難所生活では、もちろん日頃のような食事療法をする事は困難です。

高血圧のある方は、カップ麺のスープを残すなどでの工夫で塩分の取り過ぎに注意してください。

糖尿病の方々に対して
ここで伝えたいのは、
シックデイ対策です。

糖尿病の方のシックデイ対策

糖尿病でかかっている方は、この言葉で主治医からアドバイスを受けていると思います。

シックデイ、すなわち、
感染症、下痢、嘔吐、感染症での高熱など、
他の大病などになって食事が通常通りとれない際の注意点です。
この様な時はストレスによって血糖値が上がります。

血糖値を下げる糖尿病の治療薬を受けている方は
水分をしっかりとりましよう。

絶食にならないようにする事も大切です。

炭水化物〜たとえば、
おかゆ、うどん、雑炊など
消化の良いものを摂るようにし、
スープ、味噌汁などで
水分を補給して食べられるものを
しっかり摂ることが大切です。

糖尿病の血糖値悪化を防ぐためにも〜
感染症、食中毒を防ぐことは大切です〜
医療施設へと繋げていく事はもちろん大切です


5 認知症対策

ストレスはもちろんですが環境が変化する事で高齢者の認知症が悪化することがあります。

安心できる場所づくりのため
ダンボールで場所を仕切る
高齢者の安心できる人がそばで見守る

〜ご家族、お知り合いの近くに寝られるように配置


参考資料
6 サーカディアン・リズムとは、体の概日リズムの事です

体の概日リズムを整える事は、
高血圧や循環器疾患〜脳梗塞・心筋梗塞を防ぐために大切になります。

避難所の電源は、それぞれ異なる事と思いますが、
夜間には消灯することは、この体内リズムを整えるために大切になります。

避難所での食事は、塩分の取り過ぎになる場合があります。

高血圧、心臓の悪い方は、
カップ麺のスープを少し残すなどで
工夫してください。

不眠を防ぐ事は血圧の安定につながります。

これは状況によりけりですが、
可能ならば午前中の太陽を浴びる事は体の概日リズムを整えるために大切です。




サーカディアンリズムとは?

体内時計(たいないどけい)

概日リズム(サーカディアンリズム)を形成するための24時間周期のリズム信号を発振する機構。生物時計とも呼ばれる。

厚生労働省 e-ヘルスネット

 災害の大きなストレスや大きな環境変化により不眠症や生活行動のサーカディアンリズムが崩れ,交感神経が亢進する.交感神経の亢進は末梢血管抵抗や心拍出量の増大による直接の血圧上昇のみならず,食塩感受性を増大させる

日本内科学会


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