木曜日は親子関係Volume３～僕を避けるようになった長男とのその後～

木曜日は親子関係についての物語

先週までのあらすじ

今年私立中に入学した長男。
テスト期間中に、禁止にしていたゲームをしていたこと
テスト結果が散々だったこと（平均よりはるか下）
勉強していないのに勉強したと嘘をついていたこと

これまで、本気でぶつかったことも、喧嘩したこともなかった父と子の物語

詳しくは木曜日投稿のVolume１とVolume２をお読みください。
木曜日　親子関係のこと｜さむお｜note

僕を避ける日々

朝起きたら必ず長男から「おはよう～」と言ってきていたのに何も言わなくなった。
「ただいま」も「おやすみ」も言わなくなった。
でも、僕からは言い続けた。

目も合わさなくなった
こんな日がいつまで続くんだろう
ちょっと前まで、ふざけ合っていたのに、いきなり反抗期か？
このまま気まずいまま歳とっていくのか
これが思春期ってやつか
いきなりすぎやろ。。。

英語はパパが教える

学生の頃英語だけは得意でした。
大学も外国語学部英米語学科
妻も「長男に英語教えてあげて」
と言われ、２０数年前に学んだことを確認しながら、教えることにしました。
英単語と、文法

長男の英語レべルは多分クラスでも最低レベル
Be動詞と自動詞も分からない
主格、所有格、目的格も分からない
基礎が全く分かっていない

でも僕は根気よく教えることにしました。
じっくり「向き合う」ことにしました。

パパの授業が終わったら、そっけなく去っていく長男
それでも、毎日教わりに来ました。

それまでは、妻がたくさん問題集を買ってきてやらせようとしていたけど、単語と文法が分からないのに、長文なんて読めるわけがない。

「これと、これ、この２冊だけでいいよ」
「この２冊を徹底的にやったら、必ずできるようになるから」

毎日毎日、単語と文法
同じ間違いを何度も繰り返す

それでも
毎日教わりにきてくれた。

そして、徐々に間違いが減るようになってきました。
文法もわかるようになってきました。

いつからか、長男に笑顔が戻ってきました。

そして、、、

「パパ～英語やろう～」

長男から、僕を誘ってくるようになりました。
分からないことを積極的に聞いてくるようになりました。

いつからか

以前のようにふざけ合ったり、バカ言ったりするような関係に戻りました。

何がきっかけだったのだろう

今でも分かりません
でも

絶対に妥協しなかった
ここで引き下がったら、絶対に俺たち親子は駄目になる

そんな気持ちで接してきました。

今回の件で僕と長男の関係は変わりました。

話して良かった
真剣に怒って良かった
向き合うことから逃げないで良かった
向き合うことから逃がさないで良かった

今回の件で妻との関係もよくなりましたが、それはまた金曜日の物語

エピローグ

僕は２階でnoteを書いている

今日も長男の声が心地よく胸に響く

パパ～、英語やろう～

お、今日は早いな

よし、やろう

自信あるんだろうな

当たり前やん

全問正解だよ！

これから思春期に入って
本格的に口も聞かなくなる日が来るだろう
本格的に避ける日もくるだろう
でも、パパは、この１，２か月のことがあるから
大丈夫だよ
いつでもぶつかってこい
しっかり受け止めたる

最後までお読みいただきありがとうございました！
この物語はノンフィクションです。

「長男との初めての喧嘩」はこれで終わりです。