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29歳で百貨店を退職した私が、小学校教員を目指そうと決めた日のこと。その日から次のキャリアが大きく動き出した。

こんにちは✨百貨店販売職→小学校教員→専業主婦のにぐまっちです。

知り合いから時々「なぜ教員に転職したの?」「元々教員免許を持っていたの?」「元々は教員を目指していたの?」と聞かれることがあります。

私は大学の新卒採用の時は元々、教員を目指していませんでした。大学時代も教員免許は取得していません。大学の学部も教育関係ではなく政策科学部(せいさくかがくぶ)という学部を卒業しました。

ではなぜ百貨店を退職した後で教員を目指したのか?を思い出すことにしました。それはある日「教員を目指そう」と決めたターニングポイントの日がありました。その日から次のキャリアが動き出した気がします。

〇百貨店を退職した時のこと
6年間務めた百貨店を退職したのは突然の出来事でした。次の進路を決めてから退職したわけではありません。退職理由は自己都合としていますが、
自分自身の事情というよりも、会社や社会の急な大きな変化を感じて退職しようと決めました。
働くうちに販売職が自分に向いていないとも思い始めていました。なので異業種に転職しようと思いました。「これからどうしよう・・・」というのが正直な感想でした。

私は百貨店で勤務していた時に、色彩講師という資格を取得していました。なので百貨店を退職した時に、色彩講師でフリーランスになる道についても少し調べてみました。でもフリーランスになる勇気が当時の私には無く、その時は断念しました。(この事についてもいつか書きたいです。)

「ではこれからどうしよう・・・」転職先についてのイメージが全くわかないまま、数か月間ハローワークに通って求人票を調べました。
でもこれからどうしようかが未定なので、求人票を見ても身が入りませんでした。

〇教員を目指そうと決めた、ターニングポイントの日
そんなある日、高校時代からの友人の結婚式に出席しました。私を含め29歳前後の世代の方々が多く出席していました。各テーブルから、仕事の話もちらほら聞こえてきました。「同じ世代、仕事を頑張っているんだな。なのに私は将来について白紙だ・・・」

友人の結婚式の列席者に高校の同級生がいました。その同級生と偶然、仕事の話になりました。その同級生の経歴が興味深かったのです。
「会社を退職後、福祉関係の予備校に通ったよ。そして福祉関係の専門職の資格を取得したよ。そこから公務員試験を受けて、公務員になったよ。」
社会人になっても色々な道があるのだなと興味深かったです。
でもその時はその話と自分のキャリアを結び付けて考えることはしていませんでした。

友人の結婚式から帰宅して、改めて自分の将来について考えようと思いました。
私は普段からノートとペンで気付きを書き記して考えをまとめていたので、机の上のノートに向かいました。

しかし将来について何もアイデアが浮かびませんでした。その時の自分には、何も思い浮かばなかったのです。「将来のヒントになるカードが何もない・・・」夜も遅くなってきたので、その日はノートにアイデアが浮かばないまま寝ることにしました。

今振り返れば、キャリアコンサルティングなどで相談する方法もあったのかもしれないと思うのですが、約10年前の私には人に相談するという発想がありませんでした。

「寝た後の夢の中でいいから、何かこれからのヒントは浮かばないかな?」寝た後の夢に期待する位、何も浮かばなかったのです。将来について白紙・・・と思うと涙が少し出てきました。そして涙が出たまま寝ました。

すると夢の中で今までの出来事がつながっていくような、思考が整理されてクリアになっていくような不思議な感覚がしました。(私の夢さん、いい仕事してくれました。ありがとう☺)

・今までは色彩講師を目指していた。「教える」をキーワードにすると、教師を目指すのも良いのではないか。
・私の両親は小学校教員だ。教員という環境が身近にある。
・私の父は数十年前、社会人になった後で通信制の大学で教員免許を取得した。私も同じ通信制の大学で、教員免許を取得したらどうか。
・そういえば高校の同級生が、社会人→専門職の資格取得→公務員に転職
と言っていた。私で考えると、社会人→教員免許→教員(公務員)に転職もありえる。

前日は「将来のことを考えるヒントが無い」とあれだけ悩んでいたのに、次の日の朝には考えがしっかりとクリアになっていました。

「よしこれから教員免許を取得して、教員になろう!」
そう決めると色々な目標が立てやすくなりました。ワクワクやる気もわいてきました。
教員免許を取得する間に最短で2年かかります。その間に臨時で働かせてもらう職場を探そうと思いました。

そこから約2年間のうちに起こることを書き出してみました。
・臨時職員として働きつつ、通信制大学で教員免許取得の勉強をして取得する。
・教育実習や介護等体験で学ばせてもらう
・教員採用試験に合格する。

とても充実した2年間になりそうでした。色々なことを経験できて忙しそうだけど、2年間でできるかもしれない。そう思いました。

私は「できそうだな」とふと思ったことは、ノートにメモするようにしています。なので、その日のノートにはこのように書きました。

「約2年後ストレートで教員免許を取得し、教員採用試験も合格する。そして教師として就職している。こう書いている自分に驚くぞ(笑)」

そして約2年後、上記で書いたことが全て実現し、教師として就職しました。

ターニングポイントになった1日。そこから次のキャリアが大きく動きだしたと実感しています。

この経験から学んだことは、
予想外の転機に直面することはあるかもしれない。その時の自分では、次に進むヒントが見当たらないと感じることもあるかもしれない。
そんな時は一旦寝るなどリフレッシュしてみる。そして自分の内側や周りを見渡してみると、次につながるヒントがあるかもしれない。
という事です。

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