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「古事記」第10章「山幸彦と海幸彦」11-2

物語は、天孫「瓊瓊杵命(ニニギノミコト)」と「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の息子達の物語と進んできました。

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

長男の「海幸彦」と三男の「山幸彦」の喧嘩です!!

狩が上手なニニギの三男「山幸彦」が狩に飽きて長男の「海幸彦」のように魚をバンバン釣ってみたい!!と思ったのが発端です。

「海幸彦」がバンバン魚を釣るのはきっと「海幸彦」が大事にしている道具のおかげだ!と思って、「海幸彦」にしつこくおねだりします。

ところが、「海幸彦」は大事に釣り道具を抱えて渡そうとしないのです。

何故なら、「山幸彦」は今まで何度も人の物を失くしたり壊したりしていたからです。高天原からやっとの思いで取り寄せた初版本の表紙を無くされたり、くしゃくしゃにされたりしたのです。

何度頼まれても貸してやる気はさらさら無いのです。祖父のオシホミミにそっくりなふてぶてしい顔でギロリと睨んで抵抗するのです。

空気を読まない「山幸彦」は「ちょっとぐらい、いいじゃんかー!いい加減化してくれよ〜〜!」としつこくねだるのです。

一応、「山幸彦」にも理由があって、大切に扱おうと思えば思うほど、逆に失くしてしまったりしたのだそう。。。これは、心理的に追い込まれるとあり得る現象なのかもしれません。

とはいえ、今は「釣りがやってみたい!」という欲求の方が優っています。どうしても釣りがしたいのです。しかも釣り上手の海兄に倣って海兄の道具でやれば絶対に簡単に釣れるはず!!

ワクワクの方が上に来てしまっては、止められません。海幸彦が「絶対に嫌だ!」と言っても聞く耳を持たずに追い込んでくるのです。

「本当に大事に使うから!!お願い!お願い!お願い!」と、断崖絶壁のようなところまで追い込んでお願い攻撃をするのです。

とうとう根負けして「海幸彦」は「山幸彦」に秘蔵の道具を貸し出します。

期限は今日の夕方まで、それまでは自分も狩に行くことにしたのです。

「山幸彦」は喜び勇んで人生初めての釣りに張り切って出かけたのです。

さて、守備はどうだったのか?。。。は次回をお楽しみに!!

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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