プリ香一推しの神様「大国主神(おおくにぬしのかみ)」🎵〜「古事記」感想文6
なんといっても「大国主神(おおくにぬしのかみ)」ですよ〜〜🎵
国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️
大国主神様(オオクニヌシ)!!は誰からも愛される出雲大社の大神様です!!
とはいえ、全員に好かれる人はいません。アンチは必ずいるのです。
子供の頃からイケメンだったので、80人もいる兄達に執拗に虐められ、何回も死に追いやられ、姑になるスサノオには散々意地悪をされて、普通だったら自分のことを嫌いになっちゃいそうです。
さらに、天照大神にせっかくいい感じに仕上げて来た「国造り」を途中で「譲れ」と言われても、「それはないよ〜〜」と思うのは当然です。
その上、天照大神様から送られて来た「国譲りの使者」に対しての交渉術は終始、笑顔で巧みな話術で懐柔します。相手の喜びそうな食事や美女の接待などは、政治家が高級料亭で接待をしているようで「お主も悪よのう」とかいってそう(笑)
政治家に限らず、敏腕サラリーマンが用いるのは「パワーランチ」とか言って、食事をしながら交渉するってやつです。
食事は誰もが「気を許す」行為です。お腹が満たされたり、美味しいものを食べたりするとハッピーになって相手を受け入れやすくなるからです。
そして、個室を用意する。個室じゃなくても、相手を壁側に座らせないで、自分だけの情報を与えることも大事!よそ見させないのが鉄則です。
そして、一気に本題に入らないのもオオクニヌシの交渉術です。(一目惚れで押し倒しちゃう場面はありましたが。。。)
相手に好意を持ってもらうには、まずこちらから相手に興味を持つこと。相手の良さを認めてあげると相手は「この人いい人だな」って勝手に思うのです。
そして、何回も顔を出して自分を覚えてもらう。企業のルート営業なんかはこの手を利用してますよね。「サザエさん」に出てくる「三河屋さん」なんかも、いつもくる「御用聞き」についつい頼み事しちゃうもんです。
いつも見る「あの人」になればこっちのもんです。それも、いつもニコニコしていれば頼みやすくなって、信頼のおける人になってくるのです。
オオクニヌシ様も人をよく見てるし、マメに様子を伺っていたのでしょう。全国各地の美女をコンプリートするのだって、、マメじゃないと出来ないし、本妻はあの意地悪をされまくったスサノオ様の愛娘で気性が荒いスセリヒメです。
マメに様子伺いしなきゃ納得いかないでしょ!!時にはお土産やプレゼントは欠かさないでしょう!!
そしてとうとう、「国譲り」を承諾する際にも、おっかないタケミカヅチを懐柔し、完全に劣勢なのにも関わらず「天まで届くほどの大きな社、出雲大社を創ってください」という代替案まで抜け抜けと提案する交渉力には脱帽です。
まあ、そうでもしないと、カリスマ的に人気があるオオクニヌシ様の処遇を多くの神様や女神様達が納得するはずがないのです。(特に彼女になっている女神様達は応援するよね?)
と考えると、出雲大社に神無月に集まるのは、「オオクニヌシフェスティバル!」多くの神様達がこぞって参加するお祭りってことですね!
神無月に全国の神様達が集まって何をするのかと思っていたのです。謎が解けました。
そして、オオクニヌシもサービス精神旺盛だから、大黒様に扮してお茶目な小芝居でもしたのかもしれません。息子のコトシロヌシに恵比寿様を演じてもらったりして。。。
ともあれ、「古事記」の中で「因幡の白兎」「根の堅洲国」「八千矛神」「国譲り」と中盤の美味しいところの主人公でもある「大国主神」は特筆すべき人物なのだと思います。
逆境にもめげず、逆境だったからこそ、自分の欲に忠実で、自分も周りも楽しめる世界観を持ったオオクニヌシにエールを送るとともに、何かあったときに「オオクニヌシだったらどうするのかな?」なんて考えるだけで、いい考えが浮かんでくる気がするのです。
何かあった時に「くすっ」っと笑えるかどうかで、その後の展開が変わってきます。
次回は、オオクニヌシ以外のイケメンキャラにスポットを当ててみたいと思ってま〜す!!
日本の神様の物語は最高!「ドラマティックJapan」。。。感想文はまだまだ続きます!
だんだん良くなる!未来は明るい!!
皆様に湯水の如く良き事が起きます!!
香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory
「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976
参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA
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