反則では？建御雷神の手の内は。。。「国譲り」の見所🎵〜「古事記」感想文20

剣道や空手、柔道の道場なんかに掲げてある神様、建御雷神（たけみかずちのかみ）が出てきます！その筋では有名なの？
（あくまでも、プリ香の主観まみれの感想文です。ご了承くださいませ！）

国宝級笑顔の書道絵本画家Princess香龍です❤️

武臣としての神様って感じですが。。。！！

"ふつぬしのかみさま"と一緒に国づくりした。とかしないとか。。。ぐらいの認識でした！！

そして、雷を操ってナマズ退治したという伝説が、あるとかないとか。。。ぐらいの認識でした。

という事は地震を鎮めた神様？。。。ぐらいの認識でした。

ところが、古事記の中に出てきた「国譲り」の最後に登場した建御雷神様は、なんと剣を海に浮かべ、剣先を上に向けて自分がその上に乗るという暴挙に出るのです！！

「ブス！！」（自分のお尻にブッ刺した音）とかいう効果音までつけて登場した建御雷神。出迎えた大国主神も驚いたはずです。

それまで来た使者達は、真面目ないい子ばっかりだったから、楽しい事で懐柔できたけど、今回はそうはいかないかも？

なんて思っていると、やっぱり一歩も引かない態度に出たので、大国主神の力自慢の息子が出てきて対峙することに。

名前が、建御名方（たけみなかた）という大男。似てる名前でこんがらがるんだけど、お互いが力比べをする。

ところが、建御雷神は「天つ神」で建御名方は「国つ神」。「天つ神」とは能力がレベチだったのです。

二人が向き合って素手で戦うことになったのは良いけど、建御雷神の手がぐにゃりと曲がったり、剣のように変化したりとやりたい放題。

結局、建御名方は惨敗して信濃の諏訪湖から出られないようにされてしまう。フェアーじゃないよね。

その後、建御雷神が「国を明渡せ！！」と鼻息荒くして大国主に迫ると、大国主は「いいよ！」とあっさり。その代わり、条件を出したのが、「高天原に届くような出雲大社の建立」というこれまたフェアーなのか？という条件です。

負けたにも関わらず出してきた条件とともに、建御雷神にも「おもてなし」。

最後まで話し合いで解決しようとしたのが大国主神の凄いところです。

大国主神が商売や縁結びの神様ということも頷けます。

大国主神の魅力はなんと言っても、物事を自分の都合のいい方向へ持っていくこと。いつも「くすっ」と笑える余力があること。誰かを恨んだり、意地悪したりしていないのです。

自分の欲望に忠実で笑顔を絶やさない。自分自身が相当好きじゃないとできない芸当です。愛が溢れているんですね。

大国主神は、九字切りでは「者」で、色はドラゴングリーン。

 「者」加茂大明神（かもだいみょうじん）。大国主命（おおくにぬしのみこと）
物事をスムーズに運ぶ
力：成功や幸運をもたらす
ご利益：行動力、決断力アップ
言霊：「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」

一方の建御雷神（たけみかづち）は、「闘」で、春日大明神。
闇を切り裂く
力：内的な障害を取り除く
ご利益：仕事運、金運アップ。
言霊：「自分を許します」
カラー：高貴な紫

ちなみに九字切りとは、印を切ることによって結界を張る文言のそれぞれの字に対応する神様を猫の顔で表しました。「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と全てを統括する「臨前」の神様です。

日本の神様の物語は最高！「ドラマティックJapan」。。。感想文はまだまだ続きます！

だんだん良くなる！未来は明るい！！

皆様に湯水の如く良き事が起きます！！

香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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