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福祉職は魔法使いではない~自分は社会の一部である~

 人はそれぞれ社会の一部である。
 障害の有無に関係なく、人は社会の中で生きざるを得ない。
 引きこもろうが、何だろうが、社会から切り離されて生きることはできない。障害を持った方も社会にとって役割はある。その役割は人それぞれだけど。

 ~が悪い、~のせいだ!と、他者を攻撃し続けている人間よりも、うちの施設で日々生活している、施設外での生活がすこーしばかり難しい利用者の皆さんのほうが、よほど社会の一員としていろんなことに貢献しているよ。マジで。

 最近、身近でも仕事でもネットでも、上手く行かないことを、何でもかんでも他人のせいにして、決められた手順を守らず、身勝手な要望がかなわないからと言って自分が被害者を気取り、市町村や市に抗議文を出す。そういった無茶苦茶な人間が増えてきた気がする。

 市役所から面倒見てくれと言われ、面談すると他の事業所でいかにひどい目にあったかをまくしたてる。その話が本当かと思えば、振り回しているのは家族の勝手な判断ばっかり、しかも複数機関にばらばらに連絡しまくり、しかも、市議会議員まで動かして役所や施設に圧力をかけてくる。
 いやいやふざけんなと。
 関わった支援者をバカ呼ばわりし、自分のことは振り返れない。そんな人間を支えられる支援者は存在しないと思うし、まじめに支援を組み立てても、気まぐれで仕組みを壊す人間がいると、成り立たない。

 悪いのは周囲と環境。すべて人のせいにして周囲をかき回すような人間と、真摯に向き合う人はいない。法律、法令、制度を持ち出されても、真摯さのない人間との契約はしない。契約制度って、お互いの信義によって結ばれるものだから。信義持てなきゃ契約なんぞしないよね。こっちからお断り。

 法律や法令が分からなくても、制度が分からなくても、自分の大切な人の為に精いっぱい頑張っている方をたくさん知っている。精一杯生きている方を知っている。その人たちの力になる為に仕事しとる。

 たしかに、綺麗ごとではそういった人間も社会の一部だから、福祉で支えるべきだという声もある。研修とか行っても、そういった社会的弱者こそ何とかしろと教えられるが、その講師たちが見放した人を知ってると説得力を感じない。守れとは言われても、悪意持って刺してくる人間を守れる能力は自分にはないし、引き受けても無駄だと思ってる。ソーシャルワーカーとして失格ならそれでいい。魔法使いではないし、全員は救えない。
 ちなみに福祉は必要とする人に行うもので、押し付けるものではない。あれもこれもとは、財源の関係もあるから難しいのよ。

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