ドクターQ

国立大医学部を卒業後、スタンフォード大学で研究を行った感染免疫の専門家。New Eng…

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国立大医学部を卒業後、スタンフォード大学で研究を行った感染免疫の専門家。New England Journalに掲載された研究実績と感染症指導医を活かして臨床医を教える傍ら、健康に関する最新の知見を会員に教える事業を展開している。2冊の書籍はアマゾンランキング1位を取得した。

最近の記事

痩せ薬とコロナワクチンは似ているのか?

1月7日の朝、七草粥を食べる風習があります。 そもそも、なぜ七草粥を食べるのでしょう? 本来は、1月7日、前漢時代に 7種類の若菜を入れた汁物を食べて、 無病息災を願うようになったのが始まりです。 その後、江戸幕府が定めた式日の、 五節句として 1月7日の人日(じんじつ)、 3月3日の上巳、5月5日の端午、 7月7日の七夕、9月9日の重陽のうち、 1月7日の「人日」の日に行われる「人日の節句」の行事 となりました。 春の七草を入れて、お正月のご馳走

    • 高齢者が転倒してマスク

      高齢者にとって一番気をつけなければならないことは、 転倒です。 と分かっていたのに、 身内を転倒させて骨折させてしまいました。 普段はしない行為をしたからでした。 油断禁物です。 それで、病院を受診することになりました。 普段から、病院に勤務しておりますので、 病院ではマスクを着用していますが、 他院でも厳しいマスク規制が敷かれていました。 日本では今後 ずっと病院でマスク着用し続けるのでしょうか? 疫学研究の医学雑誌 「Epi

      • (悲報)ノーベル賞だからといって良いとは限らない

        こんにちは。 ドクターQです。 新しい科学技術は、 必ずしも良いとは限りません。 たとえ、ノーベル賞を受賞したとしても。 カナダのNPO研究者らが 世界の死亡率のデータセットから、 赤道および南半球の17か国(アルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、マレーシア、ニュージーランド、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、南アフリカ、スリナム、タイ、ウルグアイ) のデータ解析をし、その驚くべき結果を、9月17日に 「

        • どの炭水化物を摂ると痩せるのか?

          炭水化物を摂ると肥るからと 控えていませんか? 必ずしもそうではありません。 肥満につながる炭水化物の種類が何かについて、 4年毎に調査された研究の成果が ハーバード公衆衛生大学院のYi Wan氏らにより、 英一流誌BMJの2023年9月27日号で報告されました。 https://expertdrq.com/l/750474/42047/b/14338912 研究グループは、1986年から2014年まで、 4年ごとの炭水化物摂取量の変化と体重変化との 関連

        痩せ薬とコロナワクチンは似ているのか?

          自力で出来るデトックス

          2023/03/09 ワクチンをうってしまった人が デトックスしたいと思ったら。。 自力で出来る2つの方法があります。 一つ目は、 断食、小食です。 肥満のひとは、コロナのハイリスクでした。 過食だからです。 過食は、腸をオーバーワークにします。 過労死寸前です。 断食をし、胃腸を休ませるといいのです。 消化能力、吸収力が増し、同時に代謝や排せつ力も増します。 これにより、解毒作用が高まります。 もう一つの方法は、 ミトコンドリアの活性化 です。 運動

          自力で出来るデトックス

          コロナ陽性期間を短縮した初の薬

          2023/03/08 一流科学誌Natureの3月3日のニュース記事で、 塩野義製薬の経口薬ゾコーバ(エンシトレルビル )が, 軽症 コロナ 患者の症状を短縮し、LONG COVID(コロナ後遺症)のリスクを 軽減する可能性があると紹介されました。 https://www.nature.com/articles/d41586-023-00548-6 軽~中等度コロナの感染可能なSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)が 検出されなくなるまでの期間をおよ

          コロナ陽性期間を短縮した初の薬

          日本人の寛容の心

          2023/03/07 きょうは、マスクしてない人を少なくとも10人は見ました。 スーパーマーケットの屋内でも2人は見ました。 自転車乗ってマスクしてない人も複数いました。 あーよかった。 嬉しかったです。 江戸時代は、オランダ人を長崎に押し込めて、 布教できないようにしました。 しかし、日本ではキリスト教一辺倒に変えることはできなかった。 遠藤周作著「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が 映画にしていましたね。 宣教師が水攻めにあっていました。 なぜ、

          日本人の寛容の心

          5類になっても恐怖

          2023/03/06 5類にむけて、ガイドラインがたくさん出てきました。 普通にウィズコロナになり、健全な生活が営めるのでしょうか。 関空の最初のゲートの検温とマスク探知のカメラは無くなり、 機内でもCAさんはずっとマスクなし。 ドバイ、ロンドン、世界中どこへ行っても普通の世界です。 マスクは感染予防効果がないという決定的なエビデンスがでても、 日本では公に知らされず、 未だにマスクしてない人がごく少数で、頑なに外そうとしません。 外さない理由は、いろんな意

          5類になっても恐怖

          Wall Street Journal NBCの変節

          2023/03/05 主要メディア、主要医学雑誌、等が徐々に真実を出してきています。 日本もようやく週刊誌を中心に情報を出してきています。 薬の効果に疑問があると昨日書きましたが、 ワクチンも結局、大した効果がないと判明してきました。 それどころか、 ワクチンを、うてばうつほどかかりやすいと Cleveland Clinicが発表し、 https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2022.12.17.22283625v3 それを大

          Wall Street Journal NBCの変節

          欧州医薬品評価委員会がモルヌピラビル承認を支持せず

          2023/03/04 昨日、自己負担になると足かせになる、Merck社が開発した高価なクスリと紹介した 「コロナ」治療薬モルヌピラビル(商品名:ラゲブリオ)について 、 2023年2月23日、欧州連合(EU)の医薬品審査の実質的な最終意思決定の場である 欧州医薬品評価委員会(CHMP)が、 承認すべきでないと判断しました。 https://www.ema.europa.eu/en/news/meeting-highlights-committee-medicinal-pr

          欧州医薬品評価委員会がモルヌピラビル承認を支持せず

          「5類」後の自己負担

          2023/03/03 3月2日朝日新聞2023年03月02日(木) 21:00 配信 朝日新聞デジタル(アピタル) 医療記事より、   新型コロナウイルスが5月8日から 季節性インフルエンザと同じ「5類」となった後も、 政府は9月末まで患者、医療機関それぞれに特例的な支援を続ける方針だ。 患者の自己負担はどれくらいになるのか。 なぜ特例を続けるのか。   コロナの外来医療費は、これまで初診料のみ患者が自己負担してきた。  5類になれば検査料、薬の処方料、カ

          「5類」後の自己負担

          ワクチンは病気をつくる?

          2023/03/31 インドは、P社からコロナワクチンを買いませんでした。 その理由は2つ。 1.インド国内でP社が治験をしないといったこと 2.P社が法的免責を求めたが、インド政府は拒否したこと だそうです。 一方、 買い過ぎたワクチンが廃棄されていると、 一斉に(なのも妙ですが)報じられている 必然的に日本では、この2つの条件を呑んだことがわかります。 安全性が担保されるはずはありません。 会計検査院が調べたところ、 厚生労働省が、8億

          ワクチンは病気をつくる?

          ロット番号 EX3617

          2023/03/02 ワクチンには製造番号というものがあります。 同じ番号は、同じ製造過程で 同じ内容の物が入っています。 ワクチン液がプールされているバルクという一つの同じ窯から 小分けにしてワクチンを小瓶に詰めるということです。 その製造番号=ロット番号により、副反応が異なると思っていました。 京大の宮沢孝幸先生から漏れ伝わった情報によると その副反応は10倍以上の開きがあり、 どの程度か厚労省の職員は知っているとのことです。 EX3617

          ロット番号 EX3617

          New England Journal Medicineの変節

          2023/03/01 ずっとワクチンを推進してきた 権威ある医学雑誌NEJMに 若者には、これほど変異のあるウイルスに対する ワクチンはうたなくていいと 1か月前の2月9日に載りました。 曰く、 「2価ワクチンによるブースター接種は、 1価ワクチンによるブースター接種と同様の効果が期待できますが、 ブースター接種は重症化に対する防御を最も必要とする人たち、 具体的には高齢者、重症化のリスクが高い複数の疾患を併せ持つ人、 免疫不全の人たちに限

          New England Journal Medicineの変節

          今度はRSウイルスワクチン

          2023/05/11 RSウイルス感染症が乳幼児の間で流行しています。 中には人工呼吸器に繋がれる場合もある 厄介な呼吸器ウイルスです。 ワクチンがあると良い病気ですが、まだありません。 米食品医薬品局(FDA)は5月3日、 世界初のRSウイルス(RSV)ワクチンを承認した と発表しました。 膜融合前型の遺伝子組み換えRSV F糖蛋白質(RSVPreF3)抗原と 製造元のグラクソ・スミスクライン(GSK)独自のAS01Eアジュバントを 組み合わせ

          今度はRSウイルスワクチン

          救急搬送はなぜ増えるのか

          2023/05/10 救急車が多いですね。 令和4年は3年より13%も救急搬送が増えていました。 https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/230331_kyuuki_1.pdf 高齢者の割合が増えてます。 連休明けて5月8日から令和5年春開始接種が始まりました。 対象は、 初回接種(1回目・2回目)が完了している方 又はそれに相当する接種が完了している方が 1人1回だけ受けることができます。

          救急搬送はなぜ増えるのか