【詩】待っている

どこかへ飛べる
はずもなく

私は地に
足を着けて

目を閉じれば
空想にふけ

1本のペットボトルの
水が透明で

転がるシャーペンの音が
軽やかだと気づく

愛する人を
待っている

その時間は
もどかしい

振られてしまった
私では

もう彼の手は
繋げない






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