ベスト・パートナーになるために
男は単純で、女は複雑
男性は自分の問題はすべて自分の力で片付けていこうとするために、「よほどの場合」でない限り、その問題に関することを「人前」で「口にしようとしない」。
せいぜい、その道の専門家に専門的なアドバイスを受ける時ぐらいである。
なぜなら、自分の力でできることなのに他人から力を借りるのは、自分の弱さを自分でさらけ出すことだと認識しているからである。
つまり、「男性」が「問題に関して話をする」ということは、すなわち「アドバイスを求めている」ということなのである。
アドバイスを求められた相手は、すばらしい「チャンスを与えられた」ことを「名誉」だと思う。
自動的に、彼は貴重な「アドバイス」を「与える」のだ。
しかし、女性の価値観は、男性たちのそれとはまた違う。
男性は、女性が悩み事やトラブルについて話をする際、彼女が必ずしも「問題解決を望んでいるのではなく」、ただ「親身になって聞いてもらいたい」と強く願っているのだということを覚えておく必要があるのだ。
男の恋愛観、女の結婚観
えてして男性は、相手の女性のために何か大きなことをしてあげれば点数を稼げると思い込んでしまう。
高価なジュエリーをプレゼントしたり、海外旅行へ連れていかないと女は満足しないものだと信じている。
そして、彼女が車に乗り込もうとする時にさっとドアを開けてあげたり、強く抱きしめてあげたりというような小さなことでは、彼女はあまり喜ばないだろうと決めつけている。
ただし、女性は採点をするときに次のような基準で行う。
贈り物の大小にかかわらず、「一つ」のことは「一点」として評価するのだ。
一つひとつのプレゼントやちょっとした心づかいが、「ほぼ同じ価値」を持っている。
男性にとってはごく些細なことも、女性にとっては大きな贈り物と同じくくらいに重要であることがわかっていないのだ。
よくある勘違い例)
男性は一生懸命に働いて、より多くの貢献(60点分)を家庭にしているのだから、妻からもっといろいろなことをしてもらわなければ割に合わない。
ここでの問題点は、妻は決して「60点」とは思っていないことである。
『まとめ』
お互いが根本的にまったく異なった“人種”であることを心得ておかないと、男と女はうまくやっていけない。
だが、男女がそれぞれお互いの違いを心得て、尊重し合えるようになれば、二人の間のトラブルはたちまち減っていくはずである。
そもそもは、「男が火星人で女は金星人」だったことを思い出せば、すべての問題は必ず氷解する。
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