人を動かす
「こんな方にオススメ」
・人とのコミュニケーションを改善したい人
・リーダーシップスキルを向上させたい人
・より良い人間関係を築きたい人
①批判も非難もしない。苦情も言わない。
我々は他人から賞賛を強く望んでいる。そして、それと同じ強さで他人からの非難を恐れる。
他人の長所を伸ばすには、褒めることと、励ますことが何よりの方法だ。
上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。
私は決して人を非難しない。
人を働かせるには激励が必要だと信じている。
だから、人を褒めることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。
気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える。
人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。
②笑顔を忘れない
笑顔を見せる人は、見せない人よりも、経営、販売、教育などの面で効果を上げているように思う。
笑顔の中には、渋面よりも豊富な情報が詰まっている。
子どもたちを励ますほうが、罰を与えるよりも教育の方法として優れているゆえんである。
今では毎朝出勤するとき、アパートの住民に笑顔で「おはよう」と言葉をかけ、門番にも笑顔で挨拶するようになりました。
地下の窓口で釣銭を貰うときも同様。
そのうち、皆が笑顔を返すようになりました。
苦情や不満を持ち込んでくる人にも、明るい態度で接します。
相手の言い分に耳を傾けながら、笑顔を忘れないようにすると、問題の解決もずっと容易にもなります。
③喋らせる
相手を説得しようとして、自分ばかり喋る人がいる。
相手に十分喋らせるのだ。
相手のことは相手が一番よく知っている。
相手が言いたいことをまだ持っている限り、こちらが何を言っても無駄だ。
大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意をもって聞いてやる。
「敵をつくりたければ、友に勝つが良い。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい。」
その理由は、人間は誰でも、友より優れている場合には重要感を持ち、その逆の場合には、劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。
話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。
興味を持たせるには、まず、こちらが興味を持たねばならない。
それには、相手が喜んで答えるような質問をすることだ。
相手自身のことや、得意にしていることを話しさせるように仕向けるのだ。
『まとめ』
人を動かすには、まず相手が求めているものを与える必要がある。
なぜなら、相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するからである。
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