「空腹」こそ最強のクスリ
「こんな方にオススメ」
・健康的な生活を送りたい人
・ダイエットに興味がある人
・薬に頼らない健康法を探している人
①「一日3食」「食べすぎ」が、疲れやすい体を作る
「食べると、すぐ眠くなってしまう」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きなくなったり、やたらイライラしたり、気分の変化が激しい」
こうした症状に悩まされている人はいませんか?
加齢による体力の低下、運動不足など、原因はいろいろと考えられますが、もしかしたらそれらの症状は、「食べすぎ」(特に糖質の摂りすぎ)からきているかもしれません。
食べすぎは、疲れやだるさの原因となるだけでなく、糖尿病や高脂血症などの動脈硬化性疾患、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞など、そしてがんの原因ともなるのです。
では、こうした、食べすぎや糖質の摂りすぎによるさまざまな害から体を守るには、どうしたらようでしょう。
この本で私がおすすめしたいのは、「ものを食べない時間(空腹の時間)を作る」というものです。
②オートファジーとは?
空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかりと休むことができ、血糖値も徐々に下がります。
また、最後にものを食べてから10時間ほど経つと、肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになり、「16時間」を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが動くようになります。
オートファジーとは、「細胞内の古くなったタンパク質が新しく作り替えられる」というもので、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると、活性化するといわれています。
しかも、難しく面倒なカロリー計算は一切必要ありません。
空腹の時間以外は、何を食べていただいても構いませんし、空腹の時間中であっても、どうしてもお腹がすいた場合は、「ナッツ類」などであれば、いくら食べていただいても構いません。
③オートファジーの効果
空腹の時間を作ることで、
●内臓の疲れが取れて内臓機能が高まり、免疫力もアップする。
●血糖値が下がり、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善される。
●脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善される。
●細胞が生まれ変わり、体の不調や老化の進行が改善される。
といったさまざまな「体のリセット効果」が期待できます。
まさに、「空腹は最高のクスリ」なのです。
『まとめ』
「16時間」の「空腹時間」を作ると「オートファジー」という仕組みが動く。
オートファジーにはさまざまな「体のリセット効果」が期待できる。
空腹の時間中でも、「ナッツ類」であれば、いくら食べても問題ない。
食事の際は好きなものを食べても問題ない。
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