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その科学があなたを変える

「アズイフ(のように)の法則」で、人生を劇的に変える!

笑顔で幸せになる?

それとも、幸せだから笑顔になる?

実は、幸せを感じたいなら、まず「幸せそうな顔」を作れば良いのです。

「~のように行動する」だけで、気持ちが変わる!

幸福感、やる気、恋愛、説得力、若々しさ…あらゆる心のもちように効果満点の法則を、心理学の研究に基づいて紹介。

今すぐ本書を読んで、アズイフの法則をマスターし、理想の人生を手に入れましょう!





まずは楽しげに振舞うこと

ウィリアム・ジェームズは、笑えば幸せな気分になるのはほんの序の口で、体の動かし方や話し方など、あらゆる行動の仕方が気持ちに影響するのはではないかと考えた。
その仮説の正しさを検証するため、心理学者たちは歩き方や話し方についても調べ始めた。
たとえば、大股の歩き方は、歩幅を広くとり、活発に、腕を前後に振って歩く。
その逆に、小股の歩き方は、歩幅が狭く、肩を落としてノロノロ歩く。

そして歩き方が感情と結びつくことも、実証されている。
大股で歩く人は元気であり、小股の人は気分が沈んでいるという研究結果が出たのだ。
別の研究では、自分が口にした話が気分に与えた影響を調べると、嬉しい話を口にした被験者の方が、家族の病気について口にした被験者よりも、はるかに気分がよくなっていた。

アズイフの法則は、笑顔を作ることに限らず、歩き方や口にする言葉など、日常行動のほぼ全ての側面に応用ができる。
笑顔を作り、足取りを軽くし、幸せな気分になれる言葉を口にし、踊り、笑い、歌う。
その他何でも楽しいことをすればいいのだ。
そう、つまりはこういゆことだ。
幸せになりたければ、手を叩こう。


穏やかに振舞えば怒りは鎮まる

心理学者はいくつかの実験を行い、気持ちが穏やかであるかのように、行動すると、怒りがやわらぐことを実証した。
怒りを鎮める方法を教えるセミナーでは、「思考法」を変えれば感じ方も変わるとして、心の深層部にある怒りの根っこを探り出す方法も実践されている。

だが実際には、それよりはるかにてっとり早くて効果的な方法がある。
心を鎮めるには、「自分が穏やかな人であるかのように振舞えばいい。」
笑えば幸せな気持ちが生まれ、別の人の目をじっと見つめれば恋の気分が生まれる。
それと同じように、穏やかであるかのように振舞えば、あなたはたちまち穏やかな気分になれるのだ。


努力しないで痩せる方法

心理学者は、「日常の中で人が抱える問題の多くは、行動の仕方に柔軟がなく、一定の習慣に縛られることが原因で起きるかもしれない。」と考えた。
太りすぎの人たちは、食べ過ぎと運動不足の習慣が身についている。
喫煙者は、習慣的にポケットから煙草を取り出しては火をつける。
恋人が見つからないという人たちの多くは、いつも同じ場所へ出かけ、同じ顔触れとばかりお喋りする。
そんな人たちが、習慣から解き放たれたかのように行動したら、どうなるだろう。

心理学者は「いつもと違うことをやってみよう(DSD)」という方法を開発した。
DSDは、「日常の中で柔軟性があるかのように行動するエクササイズ」である。
たとえば、一日テレビを見るのをやめる、本を読んでみる、職場まで違うルートで行ってみる、などだ。
心理学者は人々の生活のさまざまな面でこの方法を試し、長い時間をかけてその効果を観察した。
たとえば、減量である。
参加者は、健康な食事やエクササイズを勧められたわけではない。
教えられたのは、考え方や行動の仕方を変える(DSD)方法だ。
追跡調査した結果、DSDが原料に効果があることがわかった。
そして同じ方法が禁煙にも、就職活動にも効果があることが判明した。

禁煙や食べすぎなどの望ましくない行動は、「自分が習慣の動物であるかのように行動」した結果生まれる。
もっと柔軟に行動するように指導されると、人は自分を全く違う目で見るようになる。
そして何も考えずにそれまでの行動パターンを繰り返すだけの状態から抜け出し、自分の人生を自分の手で切り拓けるようになる。
まるで魔法が働いたような感じだが、実際にはこれもまたアズイフの法則が効果を発揮した一例なのだ。


性格も行動で変えられる?

「持って生まれた性格のせいで、人は状況が違っても常に同じ行動パターンを繰り返す。」
さまざまな心理学者がそれを実証しようと試みた。
ところが実際には、そんな一貫性が存在する証拠は見つからなかった。
同じ少年があるときには活発に喋りまくるかと思うと、翌日は黙り込み、目立たなくなったのだ。
「性格が行動を決める」という考え方は誤りだと、何人かの学者が気づいた。
この考え方が正しいとすれば、自分の性格を思い通りに変えることも夢ではなさそうだ。
たとえば「行動」の仕方を変えるだけで、たちまち我の強さが抑えられ、好感度がアップし、今よりはるかに自信を持てるようになるかもしれない。


『まとめ』

「なにか美点を身につけたい時は、すでに備わっているかのように行動すればよい」
楽しい→笑う×
笑う→楽しい○

脳と体の関係は、乗り手と馬のようなもの。
乗り手が馬の行動を決めるように、脳が体のすべきことを決める。
それが何千年前からの通説だった。
そのため人生を変えたいと望む人たちは、多くの時間とお金を費やして、自分の「考え方」を変えようとした。
自分の完璧な未来像を思い描き、ポジティブシンキングに努めてきた。
あいにくこれらの方法は難しく、時間がかかり、効果が上がらないことが多い。

一世紀前、哲学者ウィリアム・ジェームスは、人間の心の動きに対するそれまでの定説を180度変えた。
ジェームスは人の「行動」が考え方や感じ方に影響をあたえるとし、「行動」を変えれば簡単に思考や感情が変えられると説いた。
そして「アズイフの法則」を使えば、人の感情、やる気、信念、性格の成り立ちを解明できることが、次第にわかってきた。
※アズイフ(まるで~するかのように)
これらの研究結果から読み取れることは、明白だった。
「気持ちが体に影響を与えると同時に、体も気持ちに影響を与える」

この単純な発想から、さまざまな簡単で効果的な方法が生まれた。
人を幸せにし、不安やうつを遠ざけ、恋して好きな相手とめでたく結ばれ、実行力を身につけ、老化を防ぐ方法である。
その方法はどれも、あなたの「考え方」を変えようとするものではない。
あなたの「行動」を変えるものだ。
その基本にあるのは、ウィリアム・ジェームズが残した言葉「なにか美点を身につけたい時は、すでに備わっているかのように行動すればよい」である。



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