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無職にも蛙化現象がおきた。

流行りに乗ってしまった。
無職だし、恋愛ニートでもある私には蛙化現象など無縁だと思っていたのに。

一週間ほど前、とあるサイトからアルバイトに応募した。
猫飼い歴=年齢の私にとっては天職といえる仕事、猫カフェスタッフの募集を見つけたからだ。

時給は死ぬほど安かったけど、上司が猫で、お金を貰ってお世話をさせていただけるなんてハイパー好条件だと思った。

しかし、待てど暮らせど連絡が来ない。
最近はアルバイトでもサイレントお祈りがあるのかとびっくりした。
ふーんおもしれーじゃん。と謎のメンタルの強さを発揮し、履歴書すら出していないのに不採用になった事実を闇に葬った。

ところが、今朝、突然メールが着た。

なんか違った。

あれほどこれは天職だ!これこそ運命!と思った猫カフェが「面接をしてやるから来い」とおっしゃっているのに、ちょっともう違う感を抱いてしまう自分がいた。

猫が好きだ。猫が私の上司になるかもしれない。猫のお世話が仕事になるチャンスが巡ってきている、

でも、なんか違う。

いきなり面接日程を選べなんてグイグイ来られるとなんか違う。

蛙化現象が流行ってからというもの、そういう類いの動画を見る度に

「いや、それは本当に好きじゃないからでしょ」

と、思っていた。

今回、私に起こった出来事に置き換えると

「いや、それは本当に働きたいわけじゃないからでしょ」

ということ。

「働きたいわけじゃない」

多分、これは私という人間の本質。

無職であることを散々noteでも嘆いていたけど、きっと悩んでいるフリをして、働きたくないだけの怠惰な人間であることから目を背けていたのだ。

我ながら、たちの悪い人間だと思う。
悩んでるフリまでして「まだマシな人間」だと思いたかったのか。
なんてやばいヤツなんだ、情けない。恥ずかしい。

頭の中でもう一人の自分が囁く

「でもそれはきっと、運命の職場じゃなかったってだけなんじゃない?」

いや、そうかもな。
勝手に天職だと思い込んで、勝手に盛り上がっただけで、人生の師である猫が「違う道をいけ」と導いてるのかもしれない。

『物事は多角的に見ないといけないよ』

と、教育してくれたメル友に感謝だ。

一方では怠惰なクズ人間に見える私も、見方を変えれば運命を探し求める冒険者だもんな。

ピタッとくる相手には絶対蛙化なんかしない。
欠点だって可愛く見えてくるものだから。
きっと、これは‥!って思ったらそのままのテンションで走れるはず。

古くは松田聖子さんが
「ビビビっと来た」
っていって結婚したもんね。

アイドル界のレジェンドですら、こういう感覚を大事にしてるっていうことだ。

私の職探しだってきっとそうなのだろう。
数打てばビビビっと来て、ビビビっと面接に行きたくなることもあるかもしれない。

怠惰でクズな一面も受け入れて、運命探しを続けようと思う。

最近、変なところでやたらメンタルが強いことに気がついた。今回もそれが存分に発揮されてしまっているけど。

「メンタル 弱くする方法」

って検索しても答えは出てこなかった。

皆違ってみんないいってことで処理しておこう。

初蛙化は、意外にもいっぱい気付きがあった。

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