クリエイターなんて目指せない。

noteを始めて1ヶ月ほど。

認めるよ。もういっぱしのクリエイター気取りだよ。ろくなこと書いてないけど。


散歩をしている時に今度は何を書こうかなんて考えているし、ふと思い浮かんだことはスマホのメモに書いたりもしちゃってる。

最近は見出し画像をつけることを覚えたので、早速いくつかの記事につけてみたら「っぽく」なって、それだけで売れっ子noter気分になっている。
でも、これに関しては満足したので、もういいやと思った。

お手軽な女だと思う。
でも、めちゃくちゃ楽しい。

そして今はノートパソコンがほしくなっている。
頭おかしいだろってもう一人の自分が言うので、買うために動き出すことはないけど、あったらもっと作業しやすくなるのに!って思ってしまう。
でも、本当にいらないんだ。クリエイターごっこを楽しんでいるだけだからね。

noteを書いて楽しかった→文章を書くことにのめり込む→文筆業を目指す 

ありがちな展開はこれだろうな。

でも私はクリエイターになりたい!とはどうしても思えない。
才能がないからっていうのが一番の理由だけど、クリエイター家系なので「生みの苦しみ」をいやというほど見てきたから。

いやぁあれほど大変な作業ってない。
まず、締め切りや納期直前のピリつきが凄まじい。
氷の入ったグラスを持って作業部屋の近くを通った時、カランって音がうるさいと怒鳴られたこともあるし、視界に入ったことを叱られたこともある。
理不尽すぎないか?!と思うけど、追い詰められている時や生み出す瞬間っていつもこんな感じだから、「あ、ごめん」で済ませている。
寝食を忘れるのは当たり前で、お風呂にも入らなくなる。そしてげっそりと痩せて人相も変わる。
製作期間に入る度、一人っきりで作品と向かい合うことの過酷さがひしひしと伝わってくる。 

そして、納得のいく作品を作ることの大変さ。
ある作品の制作中、あと2日で納期がやってくるというのに白紙に戻したことがあった。この時は途中から違和感を覚えていたらしく、私を含む数人に「どう思う?」と聞いた上で、無に帰す決断をした。
私から見ればとっても良かったし、それも伝えたのだが、本人は何か違ったらしい。
この制作中、連日3時間睡眠でまともなものは食べていなかった。体力的にもう限界だったはずだ。それにも関わらず納期までの2日間は徹夜で作業をしていた。
完成作を見たら、確かにハチャメチャに良くなってた。
よくもまぁ2日であんなに出来るなぁと尊敬した。

異様なまでの集中力と作品に対してのこだわり。

これを間近で見てきたので、おいそれとクリエイターになろう!なんて思えないのだ。

私はどんな時も最低8時間は寝たいし、ご飯だってちゃんと食べたいし、自分では納得いかないけど人が褒めるならいいんじゃない?精神の持ち主だからだ。
こんなチャランポランがクリエイター業界目指したい!なんて口が裂けても言えないよ。本気の皆様に失礼だもの。
というか、まず、スタートラインにすら立てない。先ほども言ったけど、やはり、どうしたってある程度は才能が必要だからね。

私は、クリエイター気取って、「ごっこ遊び」を楽しむくらいがちょうどいいわ。

我が家のクリエイターは人には意外と優しい。
私には、好きなようにやって楽しめばいい、というし、あなたが素晴らしいと感じたものが素晴らしいってことだよ。と言っている。
正解のない世界で生きているとこうなるのかな。良く分かんないけど。

ただ、「皆が良い!」っていうから良いものなのだと短絡的に判断することだけはやめろ、ちゃんと作品を見て自分の感性で判断しろとしつこく言われてきた。

ほんと、ものづくりって大変だね。

さて、2つほどしっかり書きたいことがあるので、明日明後日はクリエイターごっこだ。

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