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【雑談】 自分の父は サイコパス case2

ども!冬の朝ご飯はツララを食べていた、老害戦士でございます!

サイコパス。

世間一般的には恐ろしい人をイメージするかも知れませんが、現実社会では必要な能力かも知れません。

例えば外科医。

まるで時計職人の様に、人体をいじくり回す。
常人の感覚だと、恐ろしくて出来ない技術の様な気がします。

しかし自分の父は、完全にサイコパス能力は不要な人生なのに、サイコパスとして産まれてしまった様です。

今回は、

「自分が初めて父と話をした記憶」

この内容について話をしたいと思います。

第二話となりますので、もし宜しければ下記の一話を読んでから見て頂けると幸いです。

今日の話は、きっと自分が3〜4歳の頃。

僕には弟がいます。

その弟の記憶が無いという事は、まだ家を自由に歩けない歳だと思うので、きっと僕が3〜4歳の頃だろうなーと予想しました。


僕は子供チャレンジの様な、大きな教材を買い与えられました。

5段の衣装ケースの様な教材。

そこには、科目ごとに分けられ教材が沢山入っていました。

自分には子供がいません。なので、こういう教材を小さい子に与えた場合、

「どうやって子供にやって貰うか?」

その方法を知りません。

もちろん、父も母も分からなかったと思います。

「僕がほしいって言ったのだろうか。」
その記憶が欠落しています。

母が買ってくれた事は覚えています。

しかし、この教材の使い方を教わった記憶がありません。なので、自分のオモチャとして利用される事になりました。


1番楽しかったのは、色々な色や形のマグネット式のオモチャ。

説明書に書かれている物と同じ形を、その形のマグネットを探して同じ形に並べる。

車なら、長方形1つに、小さい丸を2つ付ける。すると、説明書通りになる!

きっとこれが楽しかったのだと思います。

恐らくその時の僕は、文字が読めません。なので雰囲気で遊んでいたと思われます。
そして、

間違って形を作っても、誰にも怒られません!
これが良かったのだと思います。

そもそも、親にやり方を教わった訳では無い。自分で棚を漁って遊んでいるだけ。

僕の遊び方が合っているかすら誰も知らない。

ページが進むと使う形が増えていく。

「なるほど!どんどん難しくなるんだね!」
それを雰囲気で感じながら勝手に遊ぶのが凄く楽しかった記憶があります。

しかし、

そんな1人の楽しい時間を破壊する危険人物が来てしまいました。

何をやっているんだい?


来やがった!
父親です。

こないでくれ!
ほっといてくれ!
話しかけずどっか行け!

とにかく僕は父を嫌いだった様です。


やはり話しかけてきました。

「何やってんのお前。」

無視無視!
関わっても良いことない!

僕は無視して遊び続けました。

「母さんが買ってくれたんだろ?そんなのやって頭良くなんのか?」

なんか横でグチグチ言ってます。

自分は、「初志貫徹!」
この人には無視が1番!
勝手に去って行くまで無視が正解!

しかし、この日はしつこかった様です。

遂に、直接的な返答が必要な質問を、このサイコパス父さんが投げかけて来ました。

「おい。もしそれが勉強になっているなら、俺の出す問題に答えてみろ。」
と、僕に試練を与えてきました。

その時の自分は、何故か自信がありました。

やってやろーじゃねーか!
すぐに解いてやるから、早く去ってくれ!

そんな気持ちで、

「どんな問題?」
と聞きました。

父が問題を出して来ました。

「お前、弓矢って分かる?矢を飛ばすヤツ」
そう聞いて来たので、

「分かるよ。」
そう答えると、父が問題を続けました。

「じゃあ問題!
弓矢を打つ人と、的があります。あ、これで良いや!」
と、
色の付いた丸の形のオモチャを壁にくっ付けました。

そして父は続けます。

「ここから俺が弓矢を壁に打つとするべ?そのスピードは1秒でちょうど半分進むとする。じゃあ、何秒後に的に当たるか考えてみろ。」

そんな問題でした。

1秒で半分。じゃあ1秒で大体ここくらいだなー。
その1秒後はここら辺。

8秒後には相当近い。でもまだくっ付いてない。

しかし、9秒はもうくっ付いている様な近さ。
じゃあ、

10秒後にはくっ付いているはず!

自分は、

「10秒か11秒!」
そう答えました。

すると父は、

「じゃあ確かめてみよう。」
と、
半分を進み、更に半分を進むというのを繰り返して、

「確かに凄い的に近いよな。けど、半分しか進まないんだぞ?凄く小さいけど、すっごい小さい半分があるんじゃないか?」
そう言われました。

確かにとてつもない小さい半分がある気がする。もう分からなかったので、ギブアップしました。

「分かんないわ!答えは何秒後なの?」

そう僕が聞くと、

「アッハッハ!そんなのも分からないんだったら、お前の遊んでるオモチャは全然勉強になってないぞ!それくらい自分で考えてみろ。」

そう言って満足そうに去っていきました。


モヤモヤ!
イライラ!
2度と俺に近づくな!

半分が無くなる距離。
それはどこなのか?

この問題は放置されたまま、自分は30歳を超える事になります。

たまに考える事がありました。

自分が辿りついた答えは、

「的はそのままの位置にして、ゴール地点を的より後ろにすれば辿りつくのではないか?」
そんな事を思ったのですが、

ゴールをずらすと、1秒で進む距離がズラした分だけ半分ではなくなります。

その計算方法が分からず、結局放置しました。

30歳を過ぎ、ネットが普及してネットサーフィンをしている時にふと思い出し、

「そう言えば、子供の時の弓矢の問題があるかも知れない!」

それで調べました。

カチャカチャ

え?!
パラドクス?


すいませんが、読んでも理解が出来ません。
今の自分ですら、よく分かりません。

というか、

3〜4歳に出す問題じゃねーだろ!

何て答えれば父は納得したのだろうか?


この会話が、父と会話した1番古い記憶です。

困っている自分を見て心から楽しんでいる父。

これはサイコパスなのではないのだろうか?
もしかしたらこれがトラウマになって、算数が嫌いになる要素が含まれている気がします。

まだまだこんな話がありますが、これが父との初めての会話の記憶です。

では、今回はここで終わりです!

またよろしくねー♪(^_−)−☆

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