Amaranth

3月から書いてる日記から
恋 on fire な部分をいくつか選びました

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愚か者の文学しか読めねー
放浪者の物語にしか共感できねー

賢明には生きられないし 賢明に生きたいと思ったこともないし これは強がりでもなんでもなくて そんなんでまっすぐやってたら当然放浪を経るっていう ですよね
参照 ゲーテ トーマスマン ヘッセ 夏目漱石 菊池寛

無職とかすねかじりとかジゴロとか当然踏むべき過程だったんじゃないのかな おれの読みが間違いじゃなければ先生方は放浪を肯定的に語っている
てめーのもってきどころが見つからねーってんでフーテンやってるし 定住できねーから放浪してるし

いかにも 社会不適合者であります しかしそもそも適合しようと思ったことがない 不適合者には社会に適合しないしあわせというのがある 組織とか集団とか世間とか そういうものから逃れたい一心で生きている ただ独り歩みたい 道なき道の先で出会える友がいると信じてる
ひとりじゃない それを確認するためにただ独り歩みたい その先で実際おれひとりだったとしても構わない たとえすべてが徒労に終わり 何も残らなくても受け入れる
ろくでなしと言われてもいい くそやろうでもなんでもいい 褒められなくていい 責められても構わない 誰にも伝わらなくていい わかってもらえなくてもいい 自分が納得したい やりたいようにやりたい
まず称賛を求めて不本意なことでもするつもりはないし批判を恐れてやりたいことやらないつもりもない
逸脱したい 突き抜けたい 特異な例外者でありたい
そこに向かいたい 行きたいところはどこへでも行くさ

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役に立つという言い方があるけど おれは立たないよ
使える人間であることを誇りたくない 社会において承認された役を放棄したい  サラリーマンはやれないし おれがお役所仕事なんて始めたら3日で腐るだろう オフィスで使えない 文字通り役に立たない人間になって芸事をやりたい 芸事しかない 文芸 学芸 格闘 しまいにはすべて諦めて仏教をやる 髪剃って山に入る どこにいてなにをしていても なにもしてなくても 金があっても貧しくても 立派になっても半端なままでも おれはおれなんでしょう？ だって人を愛することも愛されることも知ってんだから 生まれてこの方ずっと知ってたんだから そのことを確かめてみたい マジだったらずいぶんと気が楽になる まだいける もっとやれるから もうすこし俗世の願望を叶えるためにあがいてみる 今年の目標

こういうことをシラフでも平気で抜かすので辻先生にいつも笑われるんだけどおれは本気だよ

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こっち来てからいろんなことが変わったけど根本は全く変わってない いいことだよね 誰が何を言おうとおれはおれなんだ みてみ 素朴な田舎者の顔 雪国特有の赤みがかった頬 りんごのよう パーソナルカラーはイナべ霜

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秋冬って滅びに向かう死の季節だからついﾌﾇｹる
ぬくもりに甘え情にほだされ ゆるふわな服着たりあざとい香水をまとったりして(死化粧) ただ夜を待ち 寝る前はこもりうたをかけ 絵本を読み ﾒｶﾞﾈはずして目を閉じるという文化的な冬眠スタイルを採用してる いやそういうｶﾜｲｲﾌｪｲｽﾞがあってもいいんだけど春がきてまた生まれ変わったのでふたたび武士として活動する スカさねえ
気取らねえ 歯食いしばる たたかいは続いてる

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先生と庭で稽古をしていると 武士の子が泣きながら刀が短くて勝てないと訴えてきた 昔の自分を見たような気がしてハチマキで涙を拭ってやり慰めの言葉をかけた
先生は横から
リーチの短さを嘆くな もう一歩はやく深く踏み込め
と答えた その後実際にボールペンひとつで帯刀したごろつきを制圧してみせた 間合いの詰め方と最終差し違える覚悟ね そうだった 半年もｶﾙﾁｬｰくんやっててさびついてた すっかりなまくらじゃないか
日本刀になる 研ぎ澄ます 炎になる 燃えさかる
お米増やす 水5L飲む いっぱい汗かく かぶきとおす

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それぞれ選んだ道でやると決めたことやるしかないんじゃないかな やりたいことやりたいようにやればいいんじゃないですか やりたくないことやらないためならどんなストラグルもヨユーで乗り越えるし 苦しみから逃れるための苦しみならよろこんで受け入れるぜ 矛盾してるようだけどそういうふうにできているならしょうがないじゃんね その先のことは知らない 苦しみの森を抜けた先に苦しみの海が広がっているかもしれないけど  あとのことはあとの自分がなんとかしてくれる たたかいを終わらせるためのたたかいを続けるぜ すべてあきらめるためのたたかいをあきらめない くたばるまで続行

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このところの関心ごとは専ら 表現の美 であり 仕事してても表現の美について考えてしまう 正直仕事なんかしてるバーイじゃないんだけどね 強くなりたいし 止まれないし  マネーをメイクする必要もまた確かにあるんでしかたない いつものことさ ここにきて芸事と生活の葛藤はいっそう強くおれをとらえてる

夏がくるぞ 走るか 強くなりたいし
鉄球ブン回すか これからは古代の英雄や神話の怪物とはりあっていかなきゃいけないし
炎天 若さ 力の意識 陶酔 ……ね 狂ってなくちゃ