脚本家・演出家としてデビューした日
#天職だと感じた瞬間
まだ職では無いのですが、いつかこれが本当に仕事として
役立つことになったら嬉しいです。
どちらかと言うと、自分の才能に気づいた瞬間って感じなのでしょうか。
2022年。
この春から夏にかけて。怒涛の毎日を過ごしていました。
嵐のような毎日でした。
昨年立ち上げた、女性だけの劇団「劇団エル」の旗揚げ公演が
9月24日に『安曇野市豊科公民館大ホール』にて開催されました。
忙しすぎて、ここでの告知も忘れてました(笑)
色々なイベントが中止にもなっている中、うちの劇団員にも不調になったり、濃厚接触者になったり、なかなか先へ進まない時期もありましたが、本番は全員が揃って舞台に立つことが出来たのは、奇跡と言っても過言ではないかもしれません。
写真は、8月に行った舞台リハーサルの様子です。
劇団を立ち上げて、さあ!脚本書くぞ!書いたからやるぞ!
と順調そうに見えたものの、団員が足りない、入っても抜けてしまう、
穴があいたら埋めるしかない・・・と最初からしくじりばかり。
団体の代表という、メインの仕事であるLisa sutudio olive の代表とは、まったく違う環境。団員を、足並みそろえていかなきゃならない新しい立場に立って。
脚本も書き、演出もしていく。
そして、役者もやる。しかも三役!!
それが、どんなに大変かを思い知った日々でした。
尊敬する先輩方の背中を見てきましたが、心の中までは見えません。それぞれだとは思いますが、精神的な強さを持ち合わせてないと、出来ない仕事かもしれません。初めてだらけの私は、身をもって貴重な体験をさせていただいたのです。なかなか出来ない体験です。
団員が、やっと定着し、配役も決まり、スタッフも集まってくれました。
音響照明さんは、一か月前に会社を変え、ドタバタの中打ち合わせをし、夜遅くまで詰めていきました。てきぱきとした素晴らしいお仕事に感動しました。
外部で広報を担当してくれる方、受付客席担当の方、会計を担ってくれる方への依頼。チラシやパンフレット作り、パンフレットの広告依頼もコツコツ進めました。こまごました仕事は山ほどあることを学びました。
舞台現場の担当者の方にも、本当にお世話になりました。
お休みの日も駈けつけてくださったりと助けていただきました。
皆さまに、本当感謝しかないです。
客演でお願いした中で、「私が舞台監督をやりましょうか?」と手を上げてくださったベテラン先輩。この方がいなかったら、私は最後まで孤独そのものだったかもしれません。
たくさんのことをご教授いただきました。
そして、客演で応援くださった別のベテランの方々のご指導にも、本当に助けていただきました。
一人で、全員に細かく目を向けるのは至難の業です。
目と口がいくつもあったらいいなと常に思っていました。
それでは妖怪になっちゃいますね(笑)
還暦も過ぎて。この歳になって、いきなり何を始めたのか・・・と、まわりも驚かれたと思います。。家族は、いつもの事だとあきれ顔だし(笑)
地元紙にも、大きく載せてくださいました。後援もいただきました。
もっとまつもとのSBCラジオ番組からもお声がかかり、
ヒロインと出演させていただきました。
数々の宣伝効果により、たくさんの方からお問い合わせいただきました。
本番までの経過は、また順に書いていきますが、終わって一か月が過ぎ、
言葉通り大変だった日々を振り向き。
大変だったけど、面白かった!
疲れて、ちょっと老けたし、終わった後は3キロ減ったし。
顔つきも険しく変わった気がするけど(^^ゞ
子どもからの夢を叶えました。
やりたいと思ったことをやった!やってしまった!
まわりを巻き込んでだけど。。
役者全員が素晴らしかったです。
このメンバーで完璧だったのだと思いました。
思えば、ずっと前に地元の中学校での総合授業で講師をしていた時にも、
私は、生徒たちが文化祭で発表する際、舞台の演出をしていたのです。
すでにやっていた!ではありませんかー!あの時は単純に楽しかった。
好きなようにやってくれていいです、という担当の先生から頂いた言葉。
素直に受けて、やりたいことをさせてもらいました。
すでにやっていたんだと気づいたのは本番が終わってから後の事。
ゆえに、いままでやってきたことが、今に集結してる気がするのです。
一つの事を成し終えて、大きく成長した自分を感じます。
同時に、演劇をしたことのない団員の皆も成長したのではないかと思います。きっと、その後の自分の変化に気づいてないかもしれませんが、絶対自信がでたと思うし、自分を信頼できる力が付いたのではと感じます。
それが、日常で役立つことにつながるでしょう。
人に対して優しくなったり、協力することを自発的に自然にできたり、
大きい意味でリーダーになること。
これが私の天職なのでは?と思います。
これからも、リーダーとしてのスキルを身に着けるために、もっと成長して行ければと願っています。