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今日のラブリー!ひな祭りとお誕生日祝い

緋寒桜が咲き、3月がきて。
ついに愛鳥ばなちゃん(オカメインコ♀)の四十九日が過ぎた。 
あっという間だったような、すごく長い時間だったような。

ひと月が過ぎた頃から、残っていた餌やオヤツなどをインコ仲間さんへ送ったり、鳥かごを床下にしまったりした。

鳥かごについては悩んだけれど、誰かにあげたり捨てたりすることはしなかった。再び使うことがあるのかどうか…わからないけれど「一旦保留」ということで。
すぐに決められないことがあってもいいよねと。

そんなことをしながら、少しずつばなちゃんのいない暮らしに慣れてきたような気がする今日この頃。
四十九日が「忌明け」の時期とされていることを自然に受け止めている。

それに後押しされるように、思い切ってあれこれ並べていた祭壇もシンプルにして、毎朝のお水とお供えも止めることにした。

四十九日の翌日、3月3日ひな祭りの日は、偶然にもばなちゃんのお誕生日で、もしも生きていたら13歳になるはずだった。

毎年お誕生日には、ばなちゃんが大好きなカラーペレットや粟穂一本丸ごととか、新しいオモチャなんかをプレゼントして、パパさんママさんはケーキを食べるのがお決まりだった。
そんなひな祭りのお決まりがなくなるのが寂しい。

これは去年のお誕生日の写真。
カラーペレットでごきげんのばなちゃん。
この時は、私たち夫婦にとって、かなり大きな試練が起きたショックの後で、ばなちゃんと一緒に、家でお祝いができることが本当に嬉しかったことを憶えている。こんな日常を大切にしようって、しみじみと心から感じていた。
でも、まさかまさかこれが最後のお誕生日祝いになるなんて夢にも思っていなかった…!

すぐ忘れてしまうから、何度もこういうお知らせが来るけれど…
いつだって、いまこの瞬間は奇跡なのだ。

そして、悲しいことがあることも、いのちが終わることも自然なことなのだ。それが目に見えるどんな形であれ。

だから、たとえばなちゃんはいなくても、いつものようにお誕生日祝いをして、わたしなりにこの四十九日の時間を納めたいと思った。

今年は、ばなちゃんのほっぺのようなオレンジ色をしたミカンのエクレアをいただいた。
ほんとうに美味しくてしあわせだった。

これから毎年、ひな祭りが来るたび、桃の花を見るたび、思い出すのかな。それともすっかり忘れてしまう日も来るのかな。

大好きなばなちゃん。また会おうね!

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