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マンガ業界Newsまとめ 5-210708


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(この箇所に、過去のニュースを現在のニュースと間違え、掲載してしまいました。申し訳ありません。混乱をきたさないように削除させていただきました。今後こうしたことがなきよう気をつけます。)

特定の方面で「例の漫画」ということで一瞬でミーム化した読切。

マンガとしての作りも素晴らしく、面白く、なにより「物凄く良くわかってらっしゃる」ことが凄いということで、それそのものがニュースになるわけですから、Twitterのマンガ好きは、本当にとんでもないハイコンテキストな集団だなぁというところです。Togetterもあります。


集英社を中心に、複数の出版社にビュアー「GiagaViewer」を提供しているはてな社のリリース。

今回は、ビュアーの他に「ストア機能」も提供とのことで、ビュアー以外にも展開していくということなのでしょう。


ピッコマが「ウマ娘」など、並み居るゲームアプリを抑え、ある一定期間アプリセールスのトップを取っているというニュースです。

アプリセールスのランキングについては、ゲームの売上が桁違いとなることが多く、「ゲーム」と「ゲーム以外のアプリ」ということで、ランキングを別けることが一般的なのですが、このニュースはマンガアプリのピッコマが総合でも売上1位を取ったということです。かなり凄いです。

7/6にアップアーニー社が開催したウェブセミナーで、ピッコマの金社長が2021年5月の売上を発表していたのですが、とんでもない数字になっていました。外部公表NGと思われるのですが、思わず同時に見ていた他の方とチャットで数字をやり取りしてしまいました。


竹村響さんのツイートより

2020年にシュークリーム社が刊行したBL誌「from RED comic」の単行本が、この2021年7月に刊行開始しました。同誌初単行本ということですね。

シュークリーム社は、女性向け作品を得意とする有力編集プロダクションの一つで、祥伝社の「onBLUE」など、BL誌などを制作する企業でした。

今回「from RED comic」の単行本を書店で販売開始することにより、初めて出版社として動き出したということになります。取次との調整や、自社による書店営業や宣伝などの業務を開始したと思われます。初めてやるとなると、販促活動や書店の棚争いなど、なかなか大変なのです。

なお、コミックゼノン誌のコアミックス社も、2020年に同様な形で、徳間書店に販売委託していたコミックスを自社販売することで、出版社化しています。


色々な編集者インタビューがありますが、編集者の在り方を語られるインタビューの中で、こうしたインタビューの場に出なさそうなタイプの、ヤングジャンプ誌サカイ編集が話しをしているということで、業界的には面白いインタビュー。

内容も面白いのですが、結びで作家さんが「私たちはいつまでもサカイさんの味方」と言ってくれていて、編集者冥利につきると思います。昔ならそれはリップサービスとも言えましたが、現在の業界情勢を考えると、この一言は実際に力のある作家さんとであれば、仕事的な意味でも成立しうることを考えると、最後まで含蓄の深いインタビューでありました。


タイトルの通りですが、フランスの若者が使った金額が一番多かったのはマンガで、総計59万部とのこと。すごいですね。フランスでは漫画は高級品となっている表れとも捉えられます。


中国、韓国では、コンテンツ制作に国策が入り、予算も潤沢であるため、こうしたハコモノにも予算が付きやすい流れですが、それにしても3万平方メートル(1万坪弱)という規模のようで、羨ましいですね。


小説・漫画投稿サイトのアルファポリス社がTVCMを打つというリリースです。

コンテンツ系のCMでは、作品PRやアプリ利用/DLなどを目的にCMを打つことが一般的ですが、投稿を促すためにCMを打つというのは新しいかなと思います。

昨年、好決算が界隈で注目された同社ですが、それだけ「作品投稿」が肝になるんですね。近い所で「小説家になろう」はこうした動きにはつながっていません(そもそも、考え方が違いそうですが)アルファポリス社は上手にビジネスを進めている印象です。

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