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参議院選挙で盛り上がる日本人。私の疎外感<在日韓国人の選挙権>

テレビやyoutube動画では連日のように
参議院選挙の話題で盛り上がっていますが、

選挙権が無い私たち在日外国人は
言いようの無い疎外感を感じています。

日本が私たち在日に
選挙権を認めないのなら、

いっそのことテレビで選挙の話題を
流すのを辞めて欲しいです。

選挙の話題で盛り上がる
ニュースキャスターを見るたびに、
選挙に参加出来ない私たち在日は
悲しくなるのです。

コロナ禍も落ち着きを見せ始めて
修学旅行を再開する高校もあるそうですが、
コロナ禍の影響で親が失業してしまい
修学旅行に行けない生徒もいるそうです。

自分は修学旅行に行けないのに、
クラスメートたちは
修学旅行の話題で盛り上がる寂しさ・・・

選挙で盛り上がる日本人を見て
私たちが感じる疎外感は、

修学旅行に行けない生徒たちと
同じでしょうね。

そんな日本の選挙制度ですが、
最近は参議院廃止論を唱える有識者も
多いそうです。

その大きな理由とは、
参議院が衆議院と差別化できていない
ことにあります。

参議院が衆議院と全く同じく、
政争の場に過ぎないというのが現状だからです。

確かに、同じ物が2つあるのは無駄だと
私も思います。

そこで、

「参議院の廃止論」に対する
素晴らしい対案を
知って頂きたいと思います。

その対案とは、

参議院を「在日外国人議院」として
衆議院と差別化するという案です。

つまり、
参議院を「在日外国人議院」に変えて
日本人による衆議院と
在日外国人による在日外国人議院(参議院)の
二院制にするという改革案はどうでしょうか?

そもそも参議院の前身である貴族院では選挙が無くて、
皇族議員、華族議員及び勅任議員によって
議会が構成されていました。

戦後に貴族院が廃止された時に
新たに作られた参議院が
衆議院の劣化コピーのような
存在にされてしまったのが問題だったのです。

衆議院は、選挙によって
国民の意見を多数決によって
実現する機能を持っているわけです。

ならば参議院は
民主主義に必要なもうひとつの機能
実現するべきではないでしょうか?

つまり多数決では反映されにくいが
人権を守るためには必要な少数意見を反映する機能。

たとえば
在日韓国人には50人の議員枠を割り当てるとか
LGBTには40人の議員枠を割り当てるとかいった風に
人権を守るために必要な議員を確保するのが良いと思うのです。

それは歴史的に見ると、
決して日本の国柄に反することではありません。

人種差別の撤廃を
国際会議の場で初めて提案したのは
日本だったのをご存知でしょうか?

第一次世界大戦後のパリ講和会議において、
日本は人種差別撤廃の提案を行っています。

そして国際会議でこのような提案をした国は
日本が初めてだったのです。

残念ながら、この案は西洋列強によって反対され、
可決されることは出来ませんでした。

それでもこの人種差別撤廃案を出した事実は
日本の歴史的偉業と言って差し支えないと思うのです。

世界に先駆けて在日外国人議院を開設し、
人種差別の無い多文化共生社会を築くという試みは
決して日本の国柄に反することでは無いのです。

世界で最初に国際会議の場で
人種平等を求めたのは日本であり、
これこそ日本の国柄に相応しい偉業だと思うのです。

それに、
日本の総理大臣は衆議院から選ぶという慣例があるので
総理大臣はあくまでも日本人なのです。

衆議院でないと総理になれないからこそ
わざわざ参議院から衆議院に鞍替えする議員がいるわけですから
そこは日本人も安心して良いと思いますよ。

行政府のリーダーである総理大臣は
あくまでも日本人であることを約束します。

日本の政治における在日外国人の扱いには
多くの改革が必要だと思います。

現在、県や市町村などの行政機関では
既に実務を担う公務員として
多くの在日コリアンが採用され、働いています。

ですが、あまり知られていないのですが、
「管理職にはなれない」
という条件で在日コリアンは
公務員として採用され、働いているんです。

管理職になれないことで
「やる気をそいでいる」
「きちんと能力主義にして有能な在日を昇進させて欲しい」
という声が上がっています。

日本の歴史を振り返ってみると、
江戸幕府の重要な政策に参画した
三浦按針(ウィリアム・アダムズ)はイギリス人でした。

江戸幕府の創始者である徳川家康は、
政治には外国人の多様な意見が
必要であることを理解していたんですね。

また、アメリカでは黒人の
オバマ氏が大統領になっているのに、
日本では在日は総理大臣どころか
ヒラ議員にすらなれないと言うのは
民主主義国としてグローバルにおかしいですよね。

私たちは、
日本国籍とか韓国籍とか
そんな国籍に関係なく、
全ての人が幸せに暮らせる理想の場所
この国に築きたいんです。

理想社会の実現に、
日本人も手を貸していただけませんか?


最後までお読みくださって本当にありがとうございました。