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きっかけ


なんで下着のブランドを始めたいの?
なんで女性用ボクサーショーツなの?需要あるの?


わたしは今から約1年半前に下着ブランドの立ち上げを決意しました。


元々お洋服がだいすきだったわたしは、
物心ついた時から家を出る2時間前からその日なにを着ようか、
鏡の前で1人でファッションショーをして決めていました。

それでも家を出る10分前に気分が変わって、
最初と違う服を着て出掛けるなんてこともしばしば。
当たり前に前日の寝る前に決めても全然意味ありません。


それはいくつになってからも変わりませんでした。


1年前に辞めた会社は制服があり、社内では制服を着て仕事をします。
行き帰りは私服なので絶対に誰かに見られる。

それも少しプレッシャーになっていたのかもしれません。
日に日に決める時間が長くなっていきました。


ある日いつものように引き出しを開けて、服を選んでいる時にふと気づいたんです。

「あれ?わたし、服はたくさん時間かけて選んでるのに
下着はいつもすぐ決めてる…」


その時になんでだろう…とたくさん考えると同時に、
この仕事をしたい…!と心に何か決意みたいなものが芽生えたのを今も覚えています。


それからもっと真剣に取り組むために、自分で稼いだお金で学費を払って、ランジェリーの学校を来期から通うことを決めて、
別の色んなことに悩んでいたこともあって半年後に会社をやめました。


これからどうなるのか不安よりも、
新しいことに踏み出したワクワク感のほうが強かった。


シンプルすぎず、でも派手すぎたりセクシーすぎない下着という漠然としたものをどう具現化するか…
わたしの挑戦は始まりました。


普段ワイヤーブラジャー×バックレースショーツをつけていたわたしには悩みがありました。

  1. ブラジャーのワイヤーとサイドのボーンが硬くて締め付けが苦しく、外した時にミミズ腫れのような跡がつく

  2. ストラップのアジャスターが後ろに付いているのが基本で調節するのが億劫

  3. ショーツにお腹のお肉が乗り、下腹部を圧迫しなかなか消えない跡が残る

  4. ピッタリとしたパンツスタイルの時におしりにショーツの線が出るのが嫌でバックレースを履いていたけど生理の時にはナプキンが丸見えでつけられない

  5. 生地が薄い分通気性はいいが、安定せず、食込みが気になる



この悩みを解決する下着を作るのが目標。


何も取り柄のないわたしだけど、
悩みを抱える女性のひとりだから分かることがある。
伝えられることがある。


わたしがわたしのために下着を作りたい。
から始まった気持ちが、
きっとこの気持ちを分かってくれる人がいる。
この悩みを解決できたら笑顔にできる人がいる。


誰かのスーパーヒーローになりたいのです。


そのために今日もまた、工場にメールを送り、作りかけの仕様書を作成する。



このワクワク感…たのしい…!!!
 


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